琵琶湖が映す「近江商人の魂」

――滋賀県が育む堅実さと、デジタルが拓く未来

date_range 2025/12/01
近江商人の花開く

目次

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琵琶湖、彦根城、比叡山――三つのランドマークが語る近江の誇り

三つのランドマークが語る近江の誇り

日本最大の湖・琵琶湖。 その水面は穏やかで、まるで海のような広がりを見せる。 面積約670平方キロメートル、周囲約235キロメートル。 この巨大な湖が、滋賀県という土地の性格を決定づけているといっても過言ではないのだよ。

琵琶湖の東岸に目を向ければ、そこには国宝彦根城が佇んでいる。 1622年、徳川家康の命により約20年の歳月をかけて完成したこの城は、天守をはじめ、重要文化財の各櫓、下屋敷の庭園である玄宮園が当時の姿を留めている。 全国的に見てもきわめて保存状態の良い城であり、世界遺産登録を目指す滋賀県の誇りなのだ。 彦根城天守は夜間にライトアップされ、彦根市のランドマークとして親しまれている。 井伊直継・直孝によって建設され、「月明かりの下にある美しい彦根城」は琵琶湖の八つの景勝地のひとつに数えられるのだよ。

そして、琵琶湖の南西に目を転じれば、そびえ立つのは比叡山延暦寺だ。 ユネスコ世界文化遺産に登録されたこの寺院は、天台宗の総本山として、日本仏教史において極めて重要な位置を占めている。 最澄が開いたこの寺は、法然、親鸞、栄西、道元、日蓮といった名僧を輩出し、日本の精神文化の礎を築いてきたのだ。

琵琶湖、彦根城、比叡山延暦寺――この三つのランドマークが象徴するのは、「自然」「武家文化」「宗教文化」が見事に調和した滋賀県の多様性なのだよ。

私自身、京都の右京区御室で生まれ育った人間として、滋賀県は非常に身近な存在だ。 そして何より、我がガーディアン社の代表取締役専務・松本玄の出身地でもあり、馴染みが深い県なのだ。 松本専務と滋賀の話をするとき、彼の目には故郷への誇りが宿る。 その誇りこそが、滋賀という土地が持つ「堅実さ」と「勤勉さ」を物語っているのだよ。

出典:滋賀県観光情報 公式サイト国宝 彦根城 公式サイト


近江が生んだ才能たち――歴史を紡ぐ人々の物語

歴史を紡ぐ人々の物語_2

滋賀県は、多くの才能を世に送り出してきた。 その筆頭が、ロックミュージシャンの西川貴教だろう。 彦根市生まれ、野洲市育ちの彼は、T.M.Revolutionとして、そしてUVERworldのメンバーとしても知られ、滋賀ふるさと観光大使を務めるなど、故郷への愛を公言している。

そして、女優・モデルの高橋メアリージュンさんと高橋ユウさん姉妹も大津市出身だ。 国際的な雰囲気を持つ二人は、滋賀県の開放的な気質を体現している。

スポーツ界に目を向ければ、プロ野球選手の松田宣浩選手(草津市出身)、陸上短距離の桐生祥秀選手、そしてサッカー選手の乾貴士選手など、錚々たる顔ぶれが名を連ねる。

歴史上の人物に目を向ければ、石田三成を忘れるわけにはいかない。 豊臣秀吉に仕え、関ヶ原の戦いで西軍の中心人物として戦った彼は、長浜市出身だ。 彼の生涯は、滋賀県が持つ「勤勉さ」と「忠義」の象徴ともいえるのだよ。

そして、近江商人である伊藤忠兵衛の名も挙げておこう。 伊藤忠商事、丸紅の創業者である彼は、豊郷町出身だ。 「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」という近江商人の理念を体現し、日本の商業史に名を刻んだのだ。

滋賀県が生んだこれらの才能に共通するのは、「堅実さ」「勤勉さ」「誠実さ」という気質だ。 派手さはないが、地道に努力を積み重ね、確実に成果を出す。 それが滋賀県人の特徴なのだよ。


近江商人の気質――「三方よし」が育む堅実な文化

「三方よし」が育む堅実な文化

滋賀県の県民性を語るうえで、近江商人の存在は欠かせない。 「三方よし」――売り手よし、買い手よし、世間よし。 この理念は、単なる商売の心得ではなく、滋賀県人の生き方そのものなのだよ。

滋賀県民は、「真面目で堅実、勤勉で努力家」と評される。 そして「お金の管理が上手(貯金好き)」という特徴も持っている。 これは、近江商人の気質を受け継いでいるからだ。 特に女性は財布の紐が堅く、貯金に励む傾向が強い。 Googleで「滋賀県 気質」と検索すると、「守銭奴」「ケチ」「お金好き」というキーワードが必ず出てくるが、これは決してネガティブな意味ではない。 むしろ、「堅実な金銭感覚」として、滋賀県人の誇りなのだよ。

また、滋賀県人は「曲がったことが嫌い」という性格を持つ。 正直で誠実、負けず嫌いで粘り強い。 派手さはないが、思慮深く、あまり悩みや本音を表に出さない傾向もある。 これは、琵琶湖という穏やかな自然環境に育まれた気質だろう。

興味深いのは、滋賀県人が「伝統より新しいものを求める」という進取の気性も持っていることだ。 古い時代から東海道、中山道、北国街道が走り、関西と関東、北陸を結ぶ交通の要衝だった滋賀県は、常に新しい情報に触れてきた。 そのため、「新しいものが好き」という気質が養われたのだよ。

ただし、恋愛に関しては保守的だ。 特に女性は慎重で、簡単には心を開かない。 これは、近江商人の「損をしない」という精神が恋愛にも反映されているのかもしれないのだよ。

滋賀県人の気質をひとことで表すなら、「堅実な開放性」だろう。 琵琶湖という開放的な環境がありながらも、内面は慎重で思慮深い。 その絶妙なバランスが、滋賀県という土地の魅力を形作っているのだ。

滋賀経済を支える巨人たち――製造業が紡ぐ地域の力

製造業が紡ぐ地域の力_2

滋賀県の経済を語るうえで、まず知っておくべきは、滋賀県は県内総生産に占める製造業の割合が全国で最も高い国内有数の工業県だということだ。 大阪や京都といった大都市圏に隣接しながらも、高速道路網が整備され、広域輸送の利便性が高いという地理的特性により、製造業が中心的産業になっているのだよ。

滋賀県のトップ企業を見てみよう。

順位 企業名 所在地 売上高(2024年度実績)
1位 株式会社平和堂 彦根市 4,489億9,800万円
2位 日本電気硝子株式会社 大津市 2,992億3,700万円
3位 フジテック株式会社 彦根市 2,294億100万円

1位 株式会社平和堂(彦根市本社) ―― 滋賀県発祥のGMSチェーンである平和堂は、地域に根ざしたスーパーマーケットとして、県民の生活を支えてきた。 2025年2月期の連結営業収益は過去最高を更新しており、地域密着型経営の成功例といえるのだよ。

2位 日本電気硝子株式会社(大津市本社) ―― ガラス製品メーカーとして、液晶ディスプレイ用ガラス基板などで世界トップシェアを誇る企業だ。 高い技術力を持ち、グローバルに展開している。

3位 フジテック株式会社(彦根市本社) ―― エレベーター、エスカレーター、動く歩道などを製造する企業であり、世界各国に製品を納入している。

これらの企業に共通するのは、「高い技術力」「グローバル展開」だ。 滋賀県の企業は、地味ではあるが、確実に世界で戦える力を持っているのだよ。

また、滋賀県は一人あたり県民所得が東京都に続く第2位(326.9万円)を誇る。 人口も依然として増加しており、経済的に非常に豊かな県なのだ。 しかし、その一方で、県内に本社を置く上場企業はわずか9社しかない。 つまり、滋賀県は「製造業の工場が多く集積している県」であり、本社機能は他府県にあるケースが多いのだよ。


滋賀のビジネス風習――堅実さと勤勉さが生む信頼

堅実さと勤勉さが生まれる信頼_2

滋賀県のビジネス風習を理解するには、まず「堅実で誠実」という県民性を知る必要がある。

近江商人の「三方よし」の精神は、現代のビジネスシーンにも色濃く残っている。 滋賀県の企業は、短期的な利益よりも、長期的な信頼関係を重視する傾向が強い。 派手な営業トークや過剰な宣伝よりも、「誠実な対応」と「確実な成果」を求めるのだ。

また、滋賀県人は「お金にシビア」だが、それは決して「ケチ」という意味ではない。 むしろ、「費用対効果を重視する」ということだ。 無駄な出費は避けるが、価値があると判断したものには惜しまず投資する。 この姿勢は、ビジネスにおいても同様なのだよ。

さらに、滋賀県人は「曲がったことが嫌い」という性格を持つため、不誠実な対応や誇大広告は嫌われる。 正直で誠実な対応が、滋賀県でビジネスを成功させる鍵なのだ。

一方で、滋賀県人は「新しいものが好き」という進取の気性も持っている。 そのため、革新的な技術やサービスに対しても、費用対効果が明確であれば積極的に導入する姿勢がある。 この「堅実さ」と「進取の気性」のバランスが、滋賀県のビジネス風習の特徴なのだよ。

私自身、26年間WEB業界で仕事をしてきた中で、滋賀県の企業と取引する際には、この「堅実さ」と「誠実さ」を常に意識してきた。 派手な提案よりも、確実な成果を示すことが、滋賀県でビジネスを成功させる秘訣なのだ。


【ひとやすみ】心が癒される近江の散歩エリア
滋賀県で心を癒したいなら、メタセコイア並木を訪れてみてほしい。 高島市マキノ町にあるこの並木道は、約2.4キロメートルにわたって約500本のメタセコイアが植えられており、四季折々の美しい景色を見せてくれる。 特に秋の紅葉シーズンは圧巻だ。 真っ直ぐに伸びる並木道を歩けば、まるで異世界に迷い込んだかのような錯覚を覚える。 琵琶湖の穏やかな風を感じながら、心静かに散歩を楽しめる。 滋賀県が持つ「自然との調和」を体感できる場所なのだよ。

滋賀県の中小企業が抱えるIT化の壁――デジタル化への渇望と現実

デジタル化への渇望と現実

さて、ここからが本題だ。 滋賀県は製造業が強く、一人あたり県民所得も高い経済的に豊かな県だ。 しかし、その一方で、中小企業のIT化は決して進んでいるとは言えないのだよ。

滋賀県は令和4年(2022年)3月に「滋賀県DX推進戦略」を策定し、県民、行政、事業者等と連携しながらデジタル技術・データの利活用を推進している。 また、「企業のDX推進補助金」を設け、IoT機器やAI等のソフトウェアへの補助、DX環境の構築・運用に関する人材育成への補助を行っている。 さらに「滋賀県DX協創サロン」を開設し、県内企業のDX化を支援しているのだ。

しかし、現実は厳しい。 滋賀県中小企業団体中央会が実施した「組合運営デジタル化調査」によれば、多くの中小企業が「IT機器の導入が進んでいない」デジタル化のメリットを実感できていない」という課題を抱えているのだよ。

滋賀県の中小企業が抱えるIT化の課題は、大きく三つに分けられる。

第一に、「IT人材の不足」だ。 滋賀県の中小企業の多くは、社内にITに精通した人材を抱えていない。 製造業が中心ということもあり、「モノづくり」には強いが、「ITシステムの構築」には不慣れなのだ。 そのため、ホームページの更新ひとつとっても、外部の業者に依頼しなければならず、コストと時間がかかる。 結果として、ホームページが放置され、情報が古いまま放置されるという悪循環に陥っているのだ。

第二に、「IT投資への躊躇」だ。 滋賀県の中小企業は、近江商人の気質を受け継ぎ、「堅実経営」を重視する。 そのため、IT投資に対しても「本当に効果があるのか」「費用対効果は見込めるのか」という疑念が先に立ち、踏み出せないケースが多いのだよ。 特に、滋賀県人は「お金にシビア」なため、明確なROI(投資対効果)が示されない限り、投資に踏み切れないのだ。

第三に、「情報の非対称性」だ。 IT業界は、専門用語が多く、何が必要で何が不要なのか、中小企業の経営者には判断が難しい。 その結果、「とりあえずホームページを作った」という段階で止まってしまい、SEO対策やコンテンツマーケティングまで手が回らないのだ。

私が26年間WEB業界で仕事をしてきた中で、最も痛感しているのは、「中小企業のIT化は、単なる技術導入ではなく、経営者の意識改革が必要だ」ということだ。 どれだけ優れたシステムを導入しても、経営者がその価値を理解し、活用する意志がなければ、何も変わらない。 滋賀県が「DX推進戦略」を策定し、補助制度を整備しているのは、まさにこの「意識改革」を促すためなのだよ。 しかし、それでもなお、多くの中小企業がIT化に踏み出せていないのが現実なのだ。

滋賀県の中小企業が持つ「堅実さ」と「勤勉さ」は、素晴らしい長所だ。 しかし、その堅実さが、時に「新しい挑戦への躊躇」に繋がってしまう。 デジタル化という大きな波の中で、滋賀県の中小企業が取り残されないためには、「堅実さを保ちながらも、新しい技術に挑戦する勇気」が必要なのだよ。

出典:滋賀県DX推進戦略(滋賀県庁)組合運営デジタル化調査(滋賀県中小企業団体中央会)


株式会社ガーディアンが滋賀の中小企業に提供できる価値

中小企業のビジネスパートナー_2

ここで、私たち株式会社ガーディアンが、滋賀県の中小企業に対してどのような貢献ができるのか、語らせていただきたい。

私たちガーディアンは、2011年の設立以来、73,806サイトを運用中(2025年11月末時点)であり、年間4,000~5,000サイトを制作している。 すべてのサイトが、独自開発のフルCMS「OWLet(アウレット)」で構築されており、見たまま直観操作で簡単に更新できるのが特徴だ。

滋賀県の中小企業が抱える「IT人材不足」「IT投資への躊躇」「情報の非対称性」という三つの課題に対し、私たちは明確な解決策を持っている。

まず、「初期制作費無料、月額3.2万円からのサブスク型ホームページサービスSCSC(スクスク)だ。 初期投資を抑えつつ、プロフェッショナルなホームページを持つことができる。 そして、契約期間の縛りがないため、いつでも辞められる安心感がある。 これは、「費用対効果を重視する」滋賀県人の気質にぴったりなのだよ。

さらに、「毎月1回のWEB戦略MTG」「毎週のWEB戦術提案」を標準サービスとして提供している。 これにより、IT人材がいない中小企業でも、ガーディアンが伴走者となり、PDCAサイクルを回していくことができるのだよ。

滋賀県の中小企業が求める「堅実さ」と「誠実さ」に対しても、私たちは十分に応えられる。 私たちガーディアンは、派手な営業トークではなく、「確実な成果」を示すことを信条としている。 SEO対策機能、Googleアナリティクス連動管理画面、検索順位の推移データなど、すべてのデータを可視化し、経営者が「費用対効果」を明確に判断できる仕組みを提供しているのだ。

そして何より、私たちガーディアンは、「中小企業のビジネスパートナー」として存在している。 単なるホームページ制作会社ではなく、クライアント企業の成長を共に目指す存在なのだよ。


滋賀とガーディアンが描く明るい未来――近江商人の魂がデジタルで花開く

滋賀とガーディアンが描く明るい未来

滋賀県という土地は、古くから「近江商人」を生み出し、「三方よし」の精神で日本の商業を支えてきた。 その堅実さ、勤勉さ、誠実さは、今も県民の中に脈々と受け継がれている。

そして今、滋賀県の中小企業もまた、「デジタル化」という新たな挑戦に直面している。 IT化が遅れている現実を直視し、それでもなお前を向いて歩み出そうとしている。

私たち株式会社ガーディアンは、そんな滋賀県の中小企業と共に、新しい未来を描きたいと心から願っている。 デジタルの力で、滋賀県の中小企業が持つ「堅実さ」と「勤勉さ」を、日本中、そして世界中に発信していく。 そのお手伝いができるなら、これほど嬉しいことはないのだよ。

我がガーディアン社の代表取締役専務・松本玄の故郷である滋賀県。 彼が愛する滋賀の地で、中小企業がデジタルの翼を手に入れ、力強く羽ばたく姿を、私は心から見たいと思っているのだ。

琵琶湖の穏やかな水面が、未来への希望を映し出す。 近江商人の魂が、デジタルという新しい時代に花開く。 その未来を、私たちと一緒に描いてみないか。


作成日: 2025年12月1日
作成者: 青山裕一(あおやま ひろかず)
株式会社ガーディアン 代表取締役社長
1970年1月生まれ 京都市右京区御室出身
WEB業界歴26年、直接手がけたホームページ約7,000サイト、現在運用中73,806サイト
著書:『儲かるホームページ9つの兵法
3D-CMF理論」発明者


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