リモートワークに必要なITツールまとめ【2025年版】

date_range 2025/06/27
人事ブログ
石川 航
記事no19

働き方の多様化が進む中、リモートワークは一時的な対応策から、企業の常態的な働き方へと定着しつつあります。
そんな時代において、生産性を高めるために欠かせないのが「ITツール」の活用です。
業務の効率化はもちろん、チーム間のスムーズな連携やセキュリティ対策まで、適切なツール選びが成功の鍵を握ります。


本記事では、2025年の最新動向を踏まえながら、リモートワークを快適かつ効果的に進めるためのITツールを分野別にわかりやすくご紹介します。
目的に合ったツールを選び、働き方改革をさらに一歩進めましょう。

コミュニケーション系ツール

リモートワークにおいて、対面でのやり取りが難しい分、円滑なコミュニケーションを支えるITツールの選定が重要になります。
とくにビデオ会議やチャットは、業務の効率化だけでなく、チームの一体感を保つうえでも不可欠な存在です。
ここでは、2025年時点で注目されている主要なコミュニケーションツールを紹介します。


ビデオ会議ツール
Zoom
リモートワークの代名詞ともいえる定番ツール。
高品質な音声・映像と安定した接続性が評価されており、大規模な会議やウェビナーにも対応可能です。
背景のぼかしや録画機能、ブレイクアウトルームなど、オンライン会議をスムーズに進行させるための機能が充実しています。


Google Meet
Google Workspaceと連携して使うことで、スケジュールやドキュメントとの統合管理が可能になります。
リンクをクリックするだけで会議に参加できる手軽さが魅力で、社内外問わず使いやすい仕様です。


Microsoft Teams
Microsoft 365ユーザーにとって最も親和性の高い選択肢。
チャット、ビデオ会議、ファイル共有、さらにはチーム単位のポータル機能まで、オールインワンで利用できるのが特長です。
社内ポータルとしても活用され、業務情報の集約と効率化が図れます。


チャット・社内SNS
Slack
グローバル企業でも多く使われているチャットツールで、プロジェクトごとのチャンネル分けが可能。
外部ツールとの連携やBot機能の活用により、通知の集約や業務自動化も実現できます。
エンジニアやマーケティング部門を中心に高い支持を集めています。


Chatwork
日本企業に特化したUIと機能設計が魅力のツールです。
メール感覚で使えるインターフェースのため、ITツールに不慣れな人でも導入しやすく、特に中小企業でのリモートワーク導入に適しています。
タスク機能がシンプルながら便利で、情報共有と指示出しを一本化できます。

プロジェクト管理・タスク管理ツール

リモートワークでは、オフィスのように隣で進捗を確認し合うことが難しいため、ITツールによるタスク管理やプロジェクトの見える化が欠かせません。
チームの誰が何を担当しているのかを明確にし、進捗状況をリアルタイムで把握できる環境を整えることが、業務の効率化に直結します。


タスク管理・進捗可視化
Trello
「カンバン方式」による視覚的なタスク管理が特徴のツールです。
付箋を貼るような感覚で、ToDo、進行中、完了などのステータスを直感的に操作でき、個人からチームまで幅広く活用されています。
無料プランでも十分に機能が使えるため、リモートワーク初心者にもおすすめです。


Asana
チーム単位でのプロジェクト進行に強く、タスクの割り当て、期日の管理、進捗確認が一元化できます。
カレンダーやリスト表示のほか、最近ではAIによる作業予測機能なども追加され、より高度なプロジェクト管理が可能になっています。


Notion
文書管理とタスク管理を一つのツールで行いたい場合に最適。
会議メモやガイドライン、業務フローなども一緒にまとめられるため、情報の分散を防ぎ、チームの情報共有をスムーズにします。
リモートワーク中のナレッジ管理にも効果的です。


ガントチャート対応ツール

Backlog

日本製のプロジェクト管理ツールで、ガントチャートや課題管理、バージョン管理まで対応。

エンジニアや制作チームにも使いやすい構成で、タスクの細分化や進行管理に強みがあります。


ClickUp

アメリカ発のオールインワン管理ツール。タスク、ドキュメント、チャット、タイムトラッキングなど、あらゆる業務を一つの画面で完結できるのが魅力です。

ガントチャートやタイムライン機能も備えており、複数プロジェクトの同時進行にも柔軟に対応します。

ファイル共有・ストレージ管理ツール

リモートワークでは、紙の資料や社内サーバーへの物理アクセスが難しいため、オンライン上でファイルを安全に管理・共有できるITツールの活用が不可欠です。複数人による同時編集や履歴管理機能を備えたストレージサービスを活用することで、業務の効率化と情報の一元管理が実現できます。


Google Drive
Google Workspaceと連携することで、文書やスプレッドシートの共同編集がスムーズに行えます。リアルタイムでの変更反映やコメント機能により、チーム内のやりとりも簡略化。アクセス権限の管理もしやすく、情報漏洩対策にも対応しています。


Dropbox
大容量ファイルの共有や、過去のバージョンへの復元が得意なクラウドストレージです。外部パートナーとのコラボレーションにも適しており、リンク共有や期限設定など、ビジネス向けの細かい機能も充実しています。


OneDrive
Microsoft 365ユーザーには特におすすめ。WordやExcel、PowerPointとの連携がスムーズで、Outlookとの統合も強力です。ローカル環境と同期することで、オフラインでも作業できる点も魅力です。

勤怠・労務管理ツール

リモートワークの普及に伴い、「誰がいつ働いているのか」を正確に把握することが企業の課題となっています。従業員の勤務状況を見える化し、適切に評価・管理するためには、専用のITツールを導入することが重要です。適切な勤怠管理は、業務の効率化とコンプライアンスの両立にもつながります。


KING OF TIME/ジョブカン
クラウド型の勤怠管理ツールとして広く利用されており、打刻・シフト管理・休暇申請などの機能が網羅されています。スマホやPCから簡単に打刻でき、複数拠点や在宅勤務者の管理にも対応しています。


Time Doctor/Toggl
作業時間の可視化や業務ごとの工数管理ができるツールです。どの業務にどれだけの時間を使っているかを把握することで、業務改善や生産性向上にも貢献します。テレワーク中のパフォーマンス評価にも活用されています。


近年は「働き方改革」に対応した労働時間の自動アラートや、残業抑制機能を備えたツールも増加しており、リモートワーク時代の労務管理を支える存在としてますます注目が高まっています。

最後に

リモートワークが当たり前となった今、適切なITツールの導入は、業務の効率化とチームの生産性を大きく左右します。
コミュニケーション、タスク管理、ファイル共有、勤怠管理といった分野ごとに最適なツールを選ぶことで、離れていてもスムーズな業務遂行が可能になります。
2025年は特に「統合管理」と「自動化」がキーワード。
チームのニーズに合わせたツール選定を行い、働きやすい環境づくりを進めましょう。

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