来場者を商談につなげる!展示会×ホームページの成功法則
展示会を成功させるカギは、会場での対応だけにとどまりません。来場者をブースに呼び込む前から、そして会期が終わった後まで、いかに一貫して顧客との接点を持ち続けるかが成果を大きく左右します。
実はホームページを戦略的に活用することで、集客・商談・その後のフォローまでをシームレスにつなぎ、一気通貫で成果を高めることができるのです。
多くの企業が展示会に出展しても「名刺交換で終わってしまった」「その後の商談につながらなかった」という課題を抱えています。逆に、展示会をきっかけに顧客との関係を深め、確実に受注へとつなげる企業は、例外なくホームページをうまく活用しています。
ここでは、展示会マーケティングを成功へと導くための具体的な活用法を「事前準備」「会期中」「事後フォロー」の3つのフェーズに分けてご紹介します。
1. 事前準備フェーズ:期待感を高め、来場を促す
展示会は当日だけの勝負ではなく、告知段階から成果が決まります。ホームページを中心に「来場する価値」をわかりやすく示すことで、当日の集客が大きく変わります。
主な活用法
・特設ページの作成/展示会開催の告知を掲載し集客!
展示会告知ページは、訪問者の第一印象を決める重要な要素です。開催概要だけでなく、トップにキャッチコピーを置き、写真やイラストで来場メリットを直感的に伝えましょう。SEOキーワードを意識することで、展示会を検索する潜在顧客の流入も取り込めます。さらに、PDF版の「ご案内資料」を設置すれば、来場者が社内共有しやすくなります。
・出展内容の事前公開
来場者が最も知りたいのは「何が見られるのか」です。製品の基本情報に加え、「どの課題に効くのか」「他社との違いは何か」を整理して提示すると訴求力が増します。また、導入事例を載せることで「自社にも適用できそうだ」と来場者がイメージしやすくなります。
・来場・商談予約フォームの設置
予約フォームはできるだけ簡潔にすることが鉄則です。入力完了後に「展示会でお会いできるのを楽しみにしています」といったメッセージを表示すると、好印象を与えられます。また、Googleカレンダー登録リンクを添えると、来場者が予定に組み込みやすくなります。
・SNSでの事前告知!・メールマガジンとの連動
SNSでは「開催まであと◯日」といったカウントダウン投稿が効果的。メールマガジンでは、「出展内容を3分で理解できるダイジェスト動画」を事前配信すると、参加意欲を引き上げられます。
準備のタイムライン例
3か月前:特設ページ公開、SNS告知開始
1か月前:出展製品やセミナー情報を詳細発表
2週間前:メールマガジンで来場予約を促進
直前:リマインドメール送信、SNSで再度アナウンス
2. 会期中フェーズ:リアルタイムで情報を届け、接触機会を増やす
会期中は限られた時間で来場者と接触しなければならず、ウェブを「第2の営業担当」として活用することが重要です。
主な活用法
・QRコードの活用
ブースの導線にあわせて複数箇所に配置し、「資料請求」「アンケート回答」「動画閲覧」など、目的別のQRを使い分けると効果的です。QRコードを読み取った先のページに、来場者特典を設定しておくと参加率が高まります。
・展示会中も状況をリアルタイム更新!
特設ページのトップに「本日のスケジュール」欄を設置し、セミナー開始や混雑状況を更新することで、来場者が効率的に動けます。さらに、SNSの投稿を自動でサイトに埋め込み、会場の雰囲気を即時発信する仕組みを作ると臨場感が増します。
・インタラクティブな仕掛け
「診断コンテンツ」や「投票機能」など双方向の仕組みを入れることで、ただの情報閲覧から“参加体験”に変わります。こうした体験を通じて来場者が自社を記憶に残しやすくなり、事後フォローの反応率も高まります。
会場運用の注意点
・スマートフォンで見やすいデザインにしておくこと
・Wi-Fi環境が不安定でもQR先ページが開けるよう軽量化すること
・更新作業を現場スタッフでできるようCMSや簡単な入力フォームを準備すること
3. 事後フォローフェーズ:関係を深め、商談につなげる
展示会は「終わってからが本番」です!!名刺交換したリードを放置せず、ホームページを使った仕組み化で関係を深めていきます。
主な活用法
・展示会レポートの公開
「来場御礼」とともに展示会の様子をレポートにまとめ、写真や動画で紹介します。レポート記事にはCTA(Call To Action:行動喚起)として「資料請求」「商談予約」ボタンを配置すると効果的です。
・個別商談の申し込みフォームの設置!
展示会後のフォローアップメールに「さらに詳しく知りたい方はこちら」という形でフォームURLを記載します。シンプルで明確な行動導線をつくることで、商談率が向上します。
・リードナーチャリングの仕組み化
リードを一括で管理し、優先度をつけてアプローチを最適化します。高関心層にはすぐに営業がアプローチ、中長期層にはメールやホワイトペーパーで定期的に情報提供。さらに、ウェブ解析で「何のページを閲覧しているか」を追跡し、関心テーマごとに情報を出し分けると精度が高まります。
データ活用のポイント
・アクセス解析で「展示会ページからの流入経路」を把握
・フォーム入力データを営業管理システムに自動連携
・メルマガ開封率やリンククリック率を確認し、次回施策に反映
チェックリスト:展示会×ホームページでやるべき11のこと
①特設ページを作成し、展示会開催の告知を掲載し集客!
②出展内容をストーリー形式で公開し、期待感を醸成する
③商談予約フォームを設置し、事前に重要顧客との接点を確保する
④SNSやメールを使って事前告知!
⑤ブースに複数種類のQRコードを設置し、スマホ誘導を強化する
⑥展示会中もサイトをリアルタイム更新し、最新情報を提供する
⑦SNS連動で展示会の熱量を外部にも発信する
⑧インタラクティブコンテンツを設け、参加体験を提供する
⑨展示会後はレポートを公開し、非来場者も取り込む
⑩個別商談の申し込みフォーム設置!
⑪リードナーチャリングの仕組みを構築し、長期的な商談化を促進する
まとめ
展示会でのホームページ活用は、単なる「告知」ではなく、来場前から会期中、そして終了後までを一貫して支える“営業支援の仕組み”です。
事前準備 → 会期中 → 事後フォローの流れを徹底することで、展示会を「単発のイベント」から「継続的な商談創出の場」へと進化させられます。
展示会をきっかけとした集客や商談化を成功させるには、単発のイベント対応だけでなく、その後のホームページ運用を通じて成果を継続的に伸ばしていくことが重要です。日常的な情報発信やサイト改善を積み重ねることで、展示会で得た出会いを長期的な成果につなげることができます。
株式会社ガーディアンでは、そうした企業の取り組みを支えるために、目的や成長段階に合わせて選べる「SCSCサービス」を展開しています。ホームページの活用をさらに戦略的に進めたい方は、以下のページもぜひご覧ください。
https://guardian.jpn.com/scsc_lineup/
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