Q:SCSC事業部 制作班 鈴木健太さん
違う班、隊の方々に、こちらから求める基準で業務を進めてもらうにはどうすればいいかというのを教えていただきたいです。
青山Answer:
業務はリレーのバトンですよ。 4×100mリレーね。もうそれ以外ないんですよ。僕が言う言葉で言ったらブリッジね。 バトンの受け渡し。このレベルで欲しいということを前工程の人は100%認識してますか?
Q:
いえ、100%の認識はしていません。
「俺はお前からバトンを受け取って全力で走らなきゃいけないんだよ。 だからこのタイミングで、ここに渡してくれ!」と後工程の人間が考えて、前工程の人間は「このタイミングでここで渡さなきゃ、でなければチームが負けるんだ」という風になっていない限り、細分化された業務を回すには必ず断絶が生まれてしまいます。
コミュニケーションはそこで取るべきで、リレーの練習のメインはバトンだと思いませんか?
でも仕事・業務ってなったらバトンパスの練習を行わないのでうまくいかないんです。 徹底しなきゃいけない。絶対に緩めちゃいけないです。
後工程の自分たちがベストを尽くすには、すぐにダッシュをかけたいわけ。「来た!よしやるぞ!ゴー!」ってやりたいわけじゃん。
そのためには、こういうお膳立てが必要なんだということを前工程の人に100%理解させておくことが務めです。そこを前工程の人がゴールとしない限り必ず崩れます。 コミュニケーションのメインはそこでなければならない。つまり練習だよね。 練習のメインはバトンになるはずなんです。 バトンミスを犯したらチームは負けますよね。そういう概念を持ち込めばいいと思うよ。
そのために業務のマニュアルがあるんです。
みんな業務マニュアルってどう仕事したらいいですか?ということだと思ってんだよ。そんなもん2・3回やればみんな覚えるに決まってる。 最も大事なところは、業務マニュアルの意味を分かっている人がほとんどいないことです。
つまりクリエイティブプロダクトも含めて、全部業務マニュアルを作り直さないといけません。常に更新しなければならないですよね。気づきがあったらすぐ反映、そして伝播しきるということの繰り返しでしかないんじゃないかなと私は思います。
メモを取ることがどういう意味かを必殺62のときに教えたよね。 その段階で頭の良い人はマニュアルまでたどり着くんだよ。マニュアルの概念も間違っていて、こうしないと”いきもの”に変わらないという風にたどり着くんです。メモも教えた、マニュアルも教えた、さあ次は何にたどり着くかね? 言いたいことはごまんとあります。
Q: 一つよろしいですか?班を取りまとめている1人だけに伝えても、それが班として伝播されない時に他の班として何ができるかというのを教えていただきたいです。
青山Answer: 自分で言えばいいじゃん。
Q: 直接1人1人にですか?
青山Answer: 答えはそうだよ。 僕はあることをクリエイティブプロダクト部全体に伝えたかったときに、部長の加藤のところに内容を説明しに行った後、加藤に現場に伝播する許可をもらって言いにいったよね? 自分でやれることは自分でやれば? 役割的にこの人に言ったから終わりだってことがゴールだったらそれで良いのですが、僕はちゃんとみんなに伝えたいと思ってるので、自分でやれることは自分で全部やろうと思っています。
結果として伝播力は飛躍的に上がるよね。 そういうことだと思います。