【重要】偽CAPTCHA認証に騙されないために|注意すべきポイントと対策

見慣れたCAPTCHA画面が危険な罠になっています。キーボード操作を指示する偽画面に従うと、即座にマルウェア感染。この記事では、偽物を見抜く絶対的なルール、今すぐできる5つのチェックポイント、万が一の緊急対応手順を簡潔にまとめました。長い解説は不要、必要なのは「何に注意し、どう行動するか」です。あなたと家族を守るために、今すぐ確認してください。

reCAPTCHA

今すぐ確認してください

偽CAPTCHA認証とは、「私はロボットではありません」という見慣れた認証画面を装い、利用者に危険な操作をさせる攻撃です。指示に従うと即座にマルウェアに感染し、金銭被害や情報漏洩につながります。
詳しい仕組みや被害の詳細を知りたい方は「偽CAPTCHA認証を初心者でも分かりやすく解説」をご覧ください。

絶対に覚えておくべきこと

これが表示されたら100%偽物

正規のCAPTCHA認証では、以下のような指示は絶対に表示されません

・「WindowsキーとRキーを同時に押してください」
・「Ctrl+Vを押してEnterを押してください」
・「このコマンドをコピーして実行してください」
・「ターミナルを開いてください」
・キーボード操作に関する指示すべて

この原則だけ覚えてください:

CAPTCHA認証でのキーボード操作の指示 = 偽物

被害を防ぐための5つのチェックポイント

チェック1:リンク元を確認

・メールやSNSから飛んだサイトではないか
・知らない送信者からのリンクではないか
・短縮URLから飛んでいないか

チェック2:URLを確認

・アドレスバーのURLが本物か
・「https://」だけでは安全とは限らない
・スペルミスや不自然な文字列がないか

チェック3:タイミングを疑う

・いつもと違う場所でCAPTCHAが表示されていないか
・何度もCAPTCHAが表示されないか
・サイトにアクセスした直後に表示されていないか

チェック4:指示内容を疑う

・複雑な手順を求められていないか
・画像選択以外の操作を求められていないか

チェック5:ブラウザの警告

・セキュリティ警告が表示されていないか
・証明書のエラーが出ていないか

1つでも当てはまったら、操作をやめてページを閉じてください。

万が一、指示に従ってしまったら

即座に(5分以内)

ステップ1:インターネットを切断

Wi-Fiをオフにする / LANケーブルを抜く

ステップ2:セキュリティソフトでスキャン

完全スキャン(フルスキャン)を実行

ステップ3:パソコンを使わない

スキャン完了まで他の操作をしない

24時間以内に実施すること

パスワード変更(別の端末から)

・銀行・クレジットカード(最優先)
・メールアカウント
・SNSアカウント

金融機関への連絡

・利用明細を確認
・不正利用の有無をチェック
・カード停止を検討

専門家への相談を検討

・セキュリティベンダーのサポート
・警察(サイバー犯罪相談窓口)

緊急連絡先

警察庁サイバー犯罪相談窓口: #9110
各都道府県警察サイバー犯罪相談窓口: 最寄りの警察署へ
フィッシング対策協議会: https://www.antiphishing.jp/

実際の被害例【知っておくべき】

金銭被害

・銀行口座から数十万円から数百万円の不正送金
・クレジットカードの限度額まで不正利用
・暗号資産の全額窃取

データ被害

・全ファイルの暗号化(ランサムウェア
・身代金要求(数万円から数十万円)
・写真・文書の完全消失

個人情報被害

・SNS・メールアカウントの乗っ取り
・知人への詐欺メッセージ拡散
・個人情報の闇市場での売買


これらは実際に起きている被害です。決して他人事ではありません。

家族や同僚にも共有を

偽CAPTCHA認証は誰でも騙される可能性があります。
特に以下の方々には注意を促してください:

・高齢の家族 - メールやSNSをよく使う方
・職場の同僚 - 業務PCの感染は会社全体に影響
・学生 - オンライン学習で標的になりやすい

共有メッセージ例:
「CAPTCHA認証でキーボードを押すよう指示されたら偽物です。絶対に従わないでください」

まとめ:3つの行動原則

1. 疑う習慣
いつもと違う指示が出たら立ち止まる

2. 確認する癖
URLとリンク元を必ず確認

3. すぐ止める勇気
少しでも怪しいと思ったらページを閉じる


reCAPTCHA認証がキーボード操作を指示されたら = 100%偽物 = すぐ閉じる

よくある質問

キーボード操作の指示がないことです。本物は画像選択、チェックボックスのクリック、簡単なパズルのみです。

はい。ブラウザ経由で同様の攻撃があります。「特定の操作をしてください」という不自然な指示に注意してください。

既知の脅威はブロックできますが、新しい手口には対応できないことがあります。ソフトに頼るだけでなく、自分で判断することが重要です。

すぐに情報システム部門に連絡してください。ネットワーク経由で被害が拡大する可能性があります。

マルウェアは表に出ずに動作することが多いです。必ずセキュリティスキャンを実行し、パスワード変更を行ってください。

偽CAPTCHA認証について詳しく知りたい方は「偽CAPTCHA認証を初心者でも分かりやすく解説」で仕組みや技術的背景を解説しています。

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初稿公開

京都開発研究所

システム開発/サーバ構築・保守/技術研究

CMSの独自開発および各業務管理システム開発を行っており、 10年以上にわたり自社開発CMSにて作成してきた70,000以上のサイトを 自社で管理するサーバに保守管理する。