必殺2|インプット量が多くても頭をパンクさせないためには?

date_range 2024/05/14
専門技能判断力 情報力条件設定力 基軸性
頭をパンクさせないためには?の図解

Q インターン生 藤村さん:

業務でWEB戦略を考える場面で、インプット量が多すぎて頭がパンクしそうになることがあります。思考の整理の仕方を教えてもらいたいです!


青山Answer:

まず僕は人生でインプット量が多くても脳みそが一杯一杯になったことがありません。考えられないということに陥ったことがないです。人間は「思考に10%しか使っていない」ということを知っているので、インプット量が一杯一杯になっていると思い込んでいるだけで、脳みそを使っていないことを知っています。


インプット量が多くて頭がパンクしそうな状態が起こるのは、情報の置き場を決めていないから。


「今理解しないといけないことは何か」ということと、「これは後においておこう」ということを分けています。 だから僕との会議の時は、参加者のたった一個の単語でピタッと止まることもあります、つまり余計なことは頭に入れない、ということです。


インプット量について、例えば食事の時をイメージしてみてください。

たくさんのものを全部口の中に入れようとして、一口で全部食べられますか?無意識の意識、顕在化した意識で食べる順番を決めて食べている、それと一緒です。 「これは食べきれないな」とわかることがありますよね。コース料理だと順番にしか出てこないので、いっぺんにテーブルに食事が並んだ時に「何を残すか」と最初に無意識に決めていると思います。


つまり人間には考える力があります。「食べる」ということは毎日継続していることなので、残すものを間違えないですね。そこに体調不良、体の調子とかの係数がかかってくると思います。そうすると食べられる量が日によって違う。実はそれをみんなはわかっている。こんなことを考えたことがないと思いますが、僕は考えています。


自分の脳がどう言う働きをしているのか、なぜこの行動をとっているのか、脳で整理しています。そして「これってこう言う場合にも使えるじゃん?」よし!俺のもん!と進めているのです。 「インプット量が多すぎて...」という手前の問題。 インプットの仕方は、「これはおいておいて良いもの」、「これは今この瞬間理解するもの」と咀嚼ができていないのです。 物事には筋があります。 基本となる軸をしっかり捉えることができればあとは後付けで全然いいのです。


何を鍛えなければならないのか、という見極め、選別だよね。これは軸となるものです。

端歯のことが気になってしょうがないという性分の人はいますが、そんなものはいい。あとで何とでもなります、やる気さえあれば。


Q インターン生 藤村さん:

今自分が学ぶべき、何を重視するべきなのか軸を自分で決めておいて、人の話を聞くという感覚ですか?


青山Answer:

そう!自分が何を身につけたいのか、どのレベルで、どこまで。

この目的意識によって結果は全然違います。だから同じ機会を与えても成果が全然違うというのは取り組む姿勢に比例します。入ってくる情報をどう解釈するのか、そして余計なのが偏見。思い込み。これが全ての邪魔をしてしまいます。


よくみんなに例えますが、コップに半分お酒が入る、これが事実。 お酒が超苦手、そんな人は「まだ半分もある」と思う。反対にお酒が大好きな人は「もう半分しかない」と思う。事実は一つ、解釈は自由。だったら自分に有利になるように解釈したら良いです。それがポジティブゾーンであればなんでもいいんじゃん!となる。 「インプット量が多くて頭がパンクしそう」という思考になったら、「できることはやっていこう、わかるところからやっていこう、わからないところはあの人に聞いてみよう」とするのが良いですね。


しかし注意点として、インプットしないといけないインプット量を勘違いしていたら酷い目にあいます。社会人としては、あなたが思っているインプット量よりもはるかに多いです。なのでちゃんと知識を持って、覚悟を決めて、意識レベルを高く持っていかないといけません。

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