Q :経営参謀室広報担当 廣澤さん:
仕事に必要な緊張感というものがどのくらい必要なのかというところで悩んでいます。業務が完成した後に修正箇所がたくさん出てきた時など、「あの時緊張感が足りなかったんだな」と思っています。
青山Answer:
緊張はろくなことがないです。 緊張などは全部捨てたらどうですか?「こうやろう」と思った仕事を一つずつ取り組んでいけば良いと思います。 タスクを全部洗い出して「この手順でこうやっていこう、ああやっていこう、今ここまでクリアした」ということではないですか?
Q :経営参謀室広報担当 廣澤さん:
一つ一つのタスクを細分化したときに、緩みが生まれてしまうのは時間を意識できていないというところでしょうか?
青山Answer:
それは一概には言えませんが、必ず細分化していくべきです。
それを小さな、小さな目標を立てて一つ一つクリアしていくことで、それと緊張感はまるで関係ないです。
そしてまだタスクが残っていて、やりきっていないとわかっているのにどうして緩めることができるの?
Q :経営参謀室広報担当 廣澤さん:
無意識で、エネルギー切れのように緩んでいるという時があります。
青山Answer:
エネルギー切れというのはつまり集中できていないのだと思います。年がら年中集中しろということではなくて、抜くところは抜くのが大事です。 緊張をして良いことは何もないからしなければ良いです。やるべきことをやろうとするだけではないですか?集中できないとなった時は、自分で集中できる方法を考えるのではないですか?集中するにはそれぞれの集中の仕方があります。
後からボロボロ修正箇所が出てくるのは、緊張感がどうのこうのではなく、やるべき時にやるべきことをやっていないから後で噴出しているだけなんです。
仕事の品質が下がるのも全て一緒です。 緩みの逆が緊張感というならその通りです。
私の言葉で言えば、意識レベルが低下しているから、品質がうまくいかなんだよと大概そのレベルです。制作のチームも「指摘をゼロにするんだ」とやっていたのに、誰からも発せられなくなった。そして状況が変わり、いろんな変化が起きてくる中で指摘ゼロを目指すんだ、品質にこそプライドを持つんだという「意識」がなくなっているのです。
「数が増えるなら間に合わせなきゃ、生産性あげなきゃ」と意識のバランスを失ったから、品質が落ちるのです。弛まないようにするのは意識レベルです、技能レベルではありません。
なすべきことをどれだけちゃんと定義できているか大事です。
それはまずこの会社に入って全員に言えることですが、「己がなすべきことがなんであるのか」の定義を持たぬものは一生流されるだけなんです。「自分で持っているものがどうやったら緩むんだよ」と私は思います。持っていないから緩むのだと。
「毎日の」仕事に対する心構え、「毎日の」人に対する受け答え、全部そう言うところに所以すると思います。