必殺90|仕事の中で学びを得られる者と得られない者の違いは?

date_range 2024/07/03
適応力基本機能 対応・対処力再現力目的意識
仕事の中で学びを得られる者と得られない者の違いは?

Q:クリエイティブプロダクト部 クオリティコントロール班 班長 松村晶さん

青山さんの言葉の中からすごく心に残っている言葉がありまして、「机に向かってすることが勉強だと思ってる者は大馬鹿者だ」という言葉がすごく自分に当てはまっているなと思いまして、やはり自分は仕事の中で学びを得るということが全然できていないのではないかと痛感しました。なので仕事の中で学びを得られる者と得られない者の違いを教えていただきたいです。


青山Answer:

机に向かってやって主に得られるのは知識なんです。そして知識を得ても即実践で使えないですよね。つまり鍛錬がいるんです。これを言い直すと経験です。これはわかりますか?


Q:はい、分かります。


青山Answer:

知識と鍛錬、もしくは知識と経験の二軸です。経験は一回でいけますか?

Q:一回では到底無理です。


青山Answer:

そう、"到底"無理ですよね。さらに二回目の経験っていつ来ますか?自分から手繰り寄せようと思ったら鍛錬しかないんです。経験というのは色々な状況、要素が集まって、自分の元にやってくるものです。でもそれが「もう一回来い」と思っていても来るかどうか、野球の守備と一緒で自分のところに弾が飛んでくるかどうかはわからないわけです。


しかし鍛錬する、つまり「知識×鍛錬」によって、自分に能力が宿ります。その能力が宿れば経験というのがやって来ると思いませんか? これはきちんと分かりますか?


Q:はい、分かります。


青山Answer:

うん、僕がずっと皆さんに教えているのは「『知識×経験』が『智慧』になるということで、『智慧』は活かしてこそのものなんですよ」 という教え方をしているんです。「知識×経験=智慧」なんです。その智慧を活かすから仕事ができるんです。もしくは何かを達成できるんです。まずはこれが前提にあって、もう1つの話を今並行して言っているのが「知識×鍛錬」、これは経験を呼び込むんですよ。


例えば、鍛錬としてデザインの勉強をして、デザインができるようになったということを周りの人が知れば、「この人にデザインをやってもらいましょう」となってきますよね?つまり経験を呼び込んでいるんです。ここで「できる」と思ったら大間違いで、これを何度か経験して、そして何かを掴み取って急激に仕事ができるようになるんです。その何かというのが「智慧」なんです。これで二つの話を並行して体型化して伝えたつもりなんですが、ここまでは理解できましたでしょうか?


Q: 理解しました。 


青山Answer:
うん、これが机の上の世界なんです。僕は生きているだけで何でも学びになるんだよと言っているわけなので、机の上だけで、仕事をしよう、学ぼうなど

なんかやろうとしてる人は大馬鹿者だと言っているんです。誰だって認めてくれると思いますが、人と少し話をしただけで何か気づきを得るってことがありませんか?九分九厘の人はその気づきをそのまま放置するんです。自分の脳内に収まったと思い込んでね。


しかし気づいたことと智慧をかけたらどうなるか想像してみてください。自分の実生活の中で、仕事でも、生活でも、すでに持ち合わせている智慧と気づきをかけたらどうなりますか?


Q:実践してみたくなります。


青山Answer:

うん、そしてきっとうまくいくと思いませんか?  この気づきというのは会話の中で生まれたり、スマホをいじっていてニュースを見て気づいたり、電車の中で気づいたり、あるいは街中で他人さんの行動を見て気づいたりなど、色々なことがあります。気づきってデスクの上で得られる数は少ないです。

なので僕は「気づき×智慧」が癖付いているので、「次こういうことがあったらこういう風にやってみよう」という風に実は仕事のやり方を定義できています。 それが僕の場合、脳内の引き出しの中に全部入ってるんです。だからその時が来た時にすぐに、その場でできるんです。そうすると「機会が来ますように」と思わないですか?


Q:思います。


青山Answer:

しかしほとんどの人は「やったことがない仕事なので不安です」とか言い出すんです。成長する絶好の機会、自分の成長を証明する絶好の機会だという風に捉える人が少ないんです。「この仕事やったことがないからできるかな、自分にできる仕事なんだろうか」となるのは、そこに備えていないということです。


「突然来る仕事だから備えようがない」という理屈を言ってくる人は、僕とは全然違う世界の人たちだね。僕は「こんな仕事はそうそうない、やる機会ないかな」とずっと来い来い来いと思っていますが、これが今度相対比較になるんです。周りを見渡せば「きっとこの仲間の中だったら俺が一番できる、私が一番できる」とやったことがない仕事でも思えて、自分で仕事を作れるようになり、会社に提案できるようになるんです。


僕が今教えていることは人間力の図解でいうとどれですか?


Q:SCSC事業部 地方突撃隊 班長 齋藤圭亮さん

適応力だと思います。適応力の対応・対処力と再現力がメインかなと思います。


青山Answer:

そうだよね。今日のあき君の話はこの2つにかかってきて適応力に繋がっていきます、という一部なんです。必ず皆さん、必殺!仕事塾など参加の時はこの図解を手元に置いて、「今日の話は何だったんだ?どの能力がこれをマスターすれば宿るんだ?」ということを意識する 、そして身につけようと思い出すわけです。


そうすると今度は「基本技能の目的意識」に繋がっていくと分かりますか?


これがどんどんどんどん繋がりが生まれてくるって分かるかな?こういう思考能力を持てば、これって全部論理的思考ではないですか?


なのでこういうところに参加しても参加した瞬間学びが身につかないのは当たり前なんです。でも何度も何度も何度も繰り返し学んでいるうちに身についていくんです。いつの間に学びが身についたんだろうという感覚で君らも能力を宿したことって人生の中でいっぱいあるんじゃないですか? これを今作っているんです。


なので、独学やデスクワーク、録画を見るだけで何か勉強になると思っているのは大馬鹿者だと言っているんです。どんどんどんどん積み重ねて自然体の中で勝手に生まれてくるんです。これは人生で皆さんが絶対経験していることです。


「知識×鍛錬」が経験を呼び込むというのを論理的に初めて知ったよね?でも絶対的事実ですよね?これを今までの人生で君らは活かしてこなかったんです。


どれだけ損をしていると思いますか? もし僕がビジネス上で競争する相手だとしたら、瞬殺で負けるよね。たったこれだけの意識レベルの差だけ、知ってるか知らないかだけの差でこういうことを言っているんですよ。オッケー?しっかりやるようにね。


Q:はい!ありがとうございます。

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