Q:SCSC事業部 マーケティング・プランナーコース 渡邊大也くん
WEB設計についての質問になります。最近の自分の課題として、使用書を作っている時自分なりに納得できるものができているのですが、後から見返す反省点がすごい出てきてきてしまって、作りながらどう気づけば良いのか質問させていただきたいです。
青山Answer:
100サイトくらい導線図を書けば良いです。サイトマップではありませんよ。適当なサイトを見つけてやれば良いのです。10 ページか20ページぐらいのサイトだったらさっとできます。
そしてサイトの1ページずつ確認して、「ここに導線があるな、ここにこうやって導線があるな、なるほど、なるほど」と導線図を引きながら全部書くんです。
鉛筆で書いたら良いので、赤ペンで「僕だったらこうする」というのを書くんです。それを100サイトぐらいやれば、下層ページなんて一撃でスパパンパーンとやれるようになります。この辺を取締役の有本と、管理執行部 部長の河原田に教えてもらったら良いです。
管理執行部 部長 河原田さん:
私からはですね、サイトの下層だとトップが出来ているということなので、ゴールへの導線は決まっているわけですよね。そのサイトの目的も明確になってるし、主要なコンテンツというのはトップページに配置されていて、導線が確保されているわけですよね。
それを下層ではその各ページ単体の役割というのを定義します。このページは何のために存在するのか、そしてどう閲覧者に思わせる必要があるのか、閲覧者にどう思ってもらってどう進んでもらいたいのか、どうゴールに向かってもらいたいのかというところが下層ページを作る時のポイントだと思います。
取締役 有本さん:
やっぱりサイトは導線図が大事です。トップと下層という考え方もありますが、基本ランディングするページがどこなのかというところをまずゴールとする必要があります。トップが多いですが、トップ以外のサービスの詳細にランディングさせるというケースもあるので、それはもはや下層とは言わないですよね。
そもそもそういうところからサイトは考慮しなければいけません。だから導線図が必要になってくるんです。
河原田さんが仰った通りホームページの目的はゴールに向かわせることが基本の目的になるので、そこに繋げていくための「こう行ってほしいな」という王道パターンを僕は一回作ります。
トップに入ってから、MVで訴求して、ニーズをキャッチして、強みの仕掛けをします。その後下にスクロールして、 強みのより深掘りしたコンテンツを置きます。そこでこの強みはどんな感じなんだろうとなって、下層に行きます。下層ではその強みをさらに深堀して、プレゼンテーションをするようなページを作ります。そこから事例に飛んでもらって、「あ、やっぱちゃんとできているんだ」というのが分かるようにします。という風に物語を自分の中でイメージします。
それは別に導線図を作る前に並べていくんです。 正確に言うとページではなくて、コンテンツを並べていくのです。要はそのコンテンツをその1パーツとしての表現で足りるのか、それとも複数のパーツで表現する必要があるのか、それともページにしなきゃいけないのかというのを基本設計でやっていきます。
ページありきで考えちゃダメなんです。なぜページを用意するのかということを考えない いけないんです。 ページを用意しなきゃいけないぐらい情報量があるからページにするという思考を持った方が良いです。あとは王道パターンから派生パターンというのを色々考えながら、網羅性を担保していくんです。だから導線は親切丁寧にあればあるほど、リンク切れとかはもってのほかです。という風に設計はやっていきます。
青山Answer:
河原田や有本が言ってくれたことはすでにガーディアンの業務フローの中に全部入ってるんですよ。僕が業務設計しているのでね。
Web戦略シートでその思いを明確にしています。USPからコンテンツに波及させ、コンテンツからページ構成にいくという導線図を徹底的に作らせているよね? そして王道は赤線で引けと言っています。つまり導線図通り作業をすれば、下層ページはできてしまうという業務に業務設計になっているんです。
ひろやがこの質問をしてきた段階で、業務自体を理解していないということです。下層ページは作業だけだということに辿り着きましたか?
下層ページでつまづいているのではなく、その手前の導線図を明確に理解していない状態で、導線図の不備を見抜けていないから後の工程でバーンとなっているのだと思いますよ。
なので僕が引いた業務設計をちゃんと理解すること。僕の業務設計は全てを内報しているので、勝てる資格を持ったサイトになるんです。