Q:SCSC事業部 マーケティング・プランナーコース 小股はづきさん
人との関わり方についての質問です。私は初対面の方と話す時に先入観や固定観念を持ったままコミュニケーションを取ってしまって、その後その人となかなか馴染めないというのが悩みでして、先入観を持たないようにするための対策があれば教えていただきたいです。
青山Answer:
別に持って良いと思います。「先入観を持ってこの人と接する」と決めて接すれば良いんです。そして後から先入観、固定観念を解くと決めたら良いだけです。
はづきはまだ自分が出来上がっていない年頃だと思いますが、僕は対人能力を徹底的に鍛えているわけです。なのでいきなりバーンと自分を全部開いているわけです。 全部開いても僕を刺せないとわかっているからです。一撃で僕を刺せる殺傷能力がある人はオーラがあるのであらかじめ分かります。
基本的には全部胸筋を開いて、全部オープンで接しています。なのですりガラスも何にもなく、透明なガラスで相手を見ています。相手に僕のことが全部分かるように開いてます。 これは自分に自信がないとできないんです。
そして本当のことを言うと開いてるように見せてるだけなんですよ。
「この人にはこのキャラでいこう」と決めています。そして僕はカメレオンのように「この人めちゃくちゃ怖そうで、厳しそうで理屈こきみたいな気難しい人」を演じることもできますし、「お調子者」を演じることもできますし、「めちゃくちゃ頭が良いという人」を演じることもできるし、色んな顔が僕はできるんです。愛嬌があってめちゃくちゃ可愛い人」なども全部できるんです。
「こういう人だ」と思わせるように、胸筋を開いてるように見せているということを僕はしょっちゅうやっているのですが、でもそんなことはいきなりやろうとしても無理なんです。だからこの質問への答えは先入観を持って接しているんだって決めてれば良いだけなんです。そしてある時に「この人は大丈夫かもしれない」と思ったら先入観・固定観念を解くって決めるんです。
そうすると行動、発言が変わるよね。それを自分で意識することですよ。でも一番楽なのは自分をどんどん鍛えて、最初からオープンに接してあげるということです。 先入観や固定観念が間違っていたと思ったら「僕、間違っていました、勘違いしてました 。こういう人だったんですね」と言って僕はバカンと変えます。
開いているつもりでもどこかで先入観や固定観念を抱いてしまっているというのは、今の僕でもあります。
それに気づいた時はちゃんと相手に言います。「思っていた通りの人ですね」というのと「思っていたイメージと全然違いました」と僕の場合は言ってしまいます。第一印象というのは良い意味でも悪い意味でもかなり効果があって、すごく残ります。
なので相手本位に立つならば、先入観を持っていたことがマイナスに作用すると思ったらちゃんと払拭しないと第1印象を変えられないケースがあります。そこは要注意ポイントですね。そしてビジネスシーンにおいてはこれが結構大きいです。
さらに営業マンにとってはめちゃくちゃ大きいです。営業フェーズにおいて第一印象をひっくり返すのはよっぽどなんです。達人になってくるとわざと左側の印象を持たして、起承転結の転でパーンと右側に変えてみせるということをやっています。
それが狙い通りにいくとそれが快感だったり、ゲーム感覚にしたり、そういう営業の楽しみ方もあります。ビジネスの楽しみ方というのは色々あるのですが、第一印象はかなり大きなものだと意識して、テーマを持って払拭しなきゃいけないということです。