Q:クリエイティブプロダクト部 部長 加藤良紀さん
相手方の理解力やロジック力の鍛え方について、僕の質問、指示が悪い場合もあるんですけれど、理解力を上げてほしいなという際に、どういうことを鍛えてもらったら理解力が上がりますでしょうか?
青山Answer:
めっちゃ困るよな。「この指示でもこうなっちゃうか」というのは何個もあるよなあ。 僕もずっとそうです。
幼稚園の時から僕はリーダーをやらされているんです。それからなので、50年間、半世紀、相手の理解力の鍛え方に悩んでいます。理解力を鍛える機会は提供するのですが、伝わらず、やってもらえません。
なので加藤と同じ悩みをずっと持っていますが、相手の理解力の鍛え方で基本頑張っているのは自分が相手の理解力に合わせることです。 僕の感性ですが、人に対して「期待する」というのと僕が勝手にその人を「信じる」というのは全然違う話なんです。
意味がわかりますか?
僕が「加藤に期待する」となったら、もし加藤が期待に応えてくれなかったらがっかりしてしまうんです。 でも「僕が加藤を信じる」と言うんだったらいつまででも待てるわけです。 なので基本誰にも期待していないです。指示を出しながら何かを期待することもないです。
その代わり指示を出しているので、「僕はあなたのことを信じる」ということだよね。
そして「理解力、ロジック力」と言っていますが、おそらく僕が作った「未来社会を生き抜くに必要な能力」のことになるんです。
この図を示してここの各要素を上げていけるようにみんなに頑張ってもらうしかないんです。 こっちが降りきれない時があると思います。「ここら辺まで降りたから大丈夫だろう」と思っても、相手に伝わらないということの答えは相手の理解力のレベルに降りきれていないということです。
例えば、Aさんには1分話せば伝わることが、Bさんには10分話さなければいけないことがあります。でもCさんというパターンもあるんです。1分で伝わることを3回言わないと伝わらないというパターンがあり、全部で3パターンあるんです。
そして僕は過去痛い目に合ってるので、あらかじめ「この人はこうだ」というのを大体分かっています。そこに合わせてなるだけ言うようにしています。 本音は「もうちょっと能力を上げてくれ」と内心でずっと思っています。なので同じ悩みを僕も50年間ずっと抱えていて、未だにうまくいっていないです。 ごめん、まともに答えられませんでした。
Q:
はい、ありがとうございます。いただいている能力の部分も含めて、全員が向上できるように頑張っていきます。
青山Answer:
皆さんにはレベルを上げてもらいたいので、この必殺!仕事塾をやっています。上図が示しているゾーンで学べるわけです。
しかしこれを1回言ったところでわかってもらえないです。この塾の形式上、参加しているだけだと質問した人には答えになるかもしれませんが、側で聞いているだけだと、本気になっていてもそこではまだ学んでいないんです。経験しただけなんです。
そして「ああ、青山さんが言っていたことってこれか」と言って、知識と経験が掛け算になって智慧にできるかどうかなんです。そしてその智慧を次の機会に活かせるかどうかで自分のものになるかどうかが決まるわけです。 なので1回2回3回開講したところで、この塾は役に立ちません。
ずーっと継続することで、何かの折にババババンと当たってくるわけです。 みんな人間力と仕事は関係ないと思っているだけで、全部関係してくるんです。これはAIが判断できない領域のことばっかりなんです。
この必殺!仕事塾を経て人間力になっていくように何回も何回も何回も何回も繰り返してやっとなんです。必殺!仕事塾も100回近くやっていますが、100回やっても何も身についていないでしょ、皆さん。 1,000回、2,000回、3,000回やってやっと当たるかどうかなんで、そんなもんなんです。
しかしこれを身につけていかなかったら生き残れないので、1,000回でも2,000回でも 3,000回でも僕はやってやろうと思っているということです。