Q:SCSC事業部 マーケティング・プランナー班 瀬戸ゆうかさん
私は青山さんに資料の作り方についてお尋ねしたいです。 今、私が資料作成をしている中で、情報をどれだけ資料に入れるのかというところをすごく悩んでいます。できるだけ分かりやすい資料にしたいがあまり、文字や画像を入れすぎてしまって逆に分かりづらくなってしまいます。
青山Answer:
何も気にしなく良いですよ。悩まなくていいところで悩んでしまっています。ゆうかが作る解釈の幅がない資料を、見る人3人が3人とも同じことを思ってくれるという自信があればいいんです。
解釈の幅が生まれればそこに齟齬が生まれるということで、ミスが生まれるということなんです。
それがまだ見ぬ誰かを想定して「私のアウトプット(資料)には解釈の幅がありません。誰もが同じように解釈してくれます、つまり同じ理解に至ります」という自信があればいいんです。 画像の量などは関係なく、結果同じ解釈になればいい。
そこの軸を崩してはだめで、画像が多すぎたらどうかなってことは雑念です。 一言で伝わるんだったら一言でいいんだよ。余計なこと言わなくて良いってこと。 まずその軸を持つこと。
アウトプットする時に、最初に目にする人たちは素人だよね。
自分がこの会社に入りたての頃を思い出してみて。
その頃の自分になりきって、ハテナが残ってるうちは完成じゃないんです。 余計なことを言えば言うほど解釈の幅が広がるって分かる? 結果として文字が多すぎる、画像が多すぎるという風になるだけで、最初からそんなものを気にする必要は全くないです。それを自分の業務として上手にできるようになるコツは、最初に目次を完成させることです。
その目次一つ一つに対して何を理解してもらいたいのか、何を伝えたいのかが明確になることです。その上で、これを10ページでも20ページでも50ページでも100ページでも、たった1枚の紙で表現するとどうなるかということを明確にしておくことです。
目次で全体の概要を見ますよね? 一つ一つ全体像の中の柱1ページの目次に対して1個伝えたいことが絶対あるはずだよね。柱をちゃんと立てていって1ページに超要約する。 それが自分で自分を評価して「良し」と思えたら作成に入っていいんです。
自分で良しと思えていないのにパソコンに向かったら、ゴールを明確にイメージもできずに、要約のアウトプットもできずにどうやって物が作れるの?となるわけです。 これはサイト作りやデザインでも全部一緒だよ。
これは手順として上手くやるコツで、最初に教えたのは考え方です。