Q:クリエイティブプロダクト部 松村晶さん
仕事において物事を決断する力が弱いなと思っておりまして、例えばアルバイトさんから「こういう問題がありますがどうしたら良いですか?」という相談を受けた時に「では今後はこういう風にしましょう」などスパッと決断できないというところがあります。
理由としては仕事において自分に決断する軸ができていないからなのかなと思っています。
青山Answer:
そんなことはないです。自分の人生は全部自分で決断してきて今に至っているので、そこの概念を持てば良いだけです。
そして「決断」と言いましたが、「決断」ではなくて「判断」で良いんですよ。
「決断」は上の人間にしてもらえば良くて、一般社員のあなたの立場の場合「判断」でいいんです。
まず「決断」と「判断」は違うということです。
全然びびる必要もないレイヤーで、ジャッジすれば良いだけです。
僕には子供の頃から決断できないという概念が全くないので、正直わかりません。
「迷う」という字を書いてみてください。「迷う」は米の道と書くのです。つまり食べることに困るくらいの事態になったら、迷ったり、悩んだりしても良いですが、それ以外のことは「決断」ではなくて、仕事の中の「判断」だけで良いんです。めっちゃ楽天的に言うとお気楽なポジションなんです。
責任は部長や取締役が持つところですから、「判断」でもたもたすることの方が迷惑をかけているんです。なのでまず概念としてはこういうことです。あとは誰かこのグズグズがなぜ起きるのかを教えてください。
経営参謀室 室長 紀井さん:
グズグズしている時というのは自分の中の選択肢がいくつかあるということ、「選択肢が他にもありそうだけど思いつかない、どうしようかな」という時が多いですね。
青山Answer:
選択肢がある場合と明確に浮かんでこない場合の2つに別れると思いますが、僕は選択肢があるのになぜ悩むの?と思います。
経営参謀室 室長 紀井さん:
仕事では良い選択肢を取れるかどうか、要するにこっちが良いという確固たる確証がなく、「どっちがいいのかな、これを選んだらみんなに迷惑をかけるかもな」と自分の頭の中でぐるぐる回っていることが多いです。
青山Answer:
思考の中に後先がありますね。そして「今しくじったら痛いのか」それとも「えいやー!」のフェーズなのか、事象が出た時にその判断は絶対につくんです。
弱気で臆病者ほど「しくじってはいけない」というレイヤーが広いんです。それでもいいんです。なぜって「こっちの方がリスクは少ない」と思ってその選択肢を取れば良いだけだからです。
僕が想像するに、選択肢が2つ3つ浮かんできて、4つ目があるんじゃないかと言ってグズグズする人が多いと思ってるわけです。
「本当にこれでいいのかな」と言ってグズグズする人に対しては明確に教えています。「やれ」ということです。
ABCの3つがある中で、なぜAを選んだのか、それを明確に判断した指示として出せと言っているだけなんです。そしてガーディアンではミスをしても良いんです。ミスをしたとしても選択した時に理由が明確なので、結果として良いんです。
こうなると同じ過ちを繰り返す率は大幅に減りますよね。なので判断した理由、選択した理由を言語化しろと言っているんです。 「どうしたらベストな選択が選べますか?」と言われてもそんなものはその状況になってみないとわかりません。
しかしグズグズする理由はないと僕は思っています。 もし選択肢が浮かばないと言うんだったら「わかりません」とはっきり言ってください。
「立場上なんとかしないといけないので〜〜」とうだらこだらそうやってみんなの時間を無駄にしてるだけなので、「分からない」で済まされるポジションなのかということは後で自分で反省すればいいんです。
「わからない」で済まされないポジションだとするならば、それは勉強不足なんです。余暇の時間の過ごし方を考えろという話です。グズグズ、モタモタすること自体が罪です。 スパパンパンとやってください。
ガーディアンはミスしても良いので、とっとと判断して前に進めてください。ミスしたら「ミスしてしまいました」と声を出せば良いということなんです。
ちょっと上の立場になったりすると「判断する」という状況になることがすごく多いですよね。
どうするべきかというと、正しい情報をとにかく集めること、判断できる状態を作ることだと思うんです。
「ではそこに何があったら判断できるのか」というのを自分の中で明確に持っていればみんなにも「正しく報告してください」と言えますし、日常でやっていたら秒で判断できる状況がどんどん作れていくんじゃないかなと思います。