Q:SCSC事業部 鈴木健太さん
最近の困り事として提案をする機会があるのですが、 その時に自分が持っていった提案がズバっと切られてしまったらその後「返しに困ったな」となり、頭が真っ白になって返しに窮してしまいます。
青山Answer:
僕は頭が真っ白になる経験は1度もないんですよ。
ですが真っ白になっても良いと思います。
真っ白になったら開き直れるんです。 また真っ白のキャンバスから書き始めればいいって思ったらいいんですよ。
すぐに書けないなと思ったら「出直します」でも良いんです。取締役の有本が学生の頃に僕にサイトの設計の承認を取りに来たことがあります。1番最初で、一生懸命やってきたんです。僕は有本君が持ってきたものを5秒ぐらいパッと眺めて「却下」って言ったんです。有本は僕のデスクのところまで来て立ったままで、僕は座ったままの光景で「却下」と返したんです。そうしたら悔しそうな顔をしながら「どこがまずいんですか?」って聞いてきたんですよ。
そこで僕は顔色がちょっと変わって「誰に言っているんですか?」 という返しをしたんですよ。
有本君はそこに負けずに「どこが悪いかって指摘してもらえなかったら直しようがないです」と言ってきたんです。「知るか!自分で気づけ!」というこんな会話だったな。
有本の偉いところはどこがまずいかも分からないのに、もう1 回やり直してきたんだよ。それってすごくないですか? 社内だったら指摘してもらえても、社外だったらそんな指摘はもらえないことと、そして有本は外で活躍する人間だとその当時から思っていたので、そういう教育をしてきました。なので、有本だったら答えが分かるのではないですか?
取締役 有本さん:
まずアドバイスとして、当時の僕で考えるとやっぱり白地に戻って、もう1回やり直すということです。提案のどこが悪いかとか、どこでつまづいてるかが分からない以上は積み上げたものを戻してもう1回自分で考え直すということをやっていましたね。
うんその通り!これが正解です。
自分がやったものにどこか頼ろうとすると、たぶん答えにたどり着かないんだよ。
「ここじゃなかったらここかな?ここじゃなかったらここかな?」と言って結局本質的な思考がなくなっていく、修正思考にしかならないので間違ってしまうと思いますよ。つまりゼロ思考に戻るってことなんです。「もっといい提案を作ろう」と思っていれば良いんですよ。「ここまでやったから」といって、そこにしがみついてしまったらきっとろくなことがないんですよ。成長するチャンスだから前向きに、全面ポジティブで、「よし!もう1回提案してみよう!」って切り替えてやった方が良いです。
「提案のどこがダメだったのか」って悔しくて、しがみつくと出てくんのは不満しかないです。
それでは絶対前に進めないので、「よし!もう一回提案をやり直そう!」と切り替えてください。
Q:はい!ありがとうございます!