Q: インターン生 土清水くん
僕は結構業務の中で分からないことがあった時に、どこを見たら業務の疑問点が解消できるのかというのが分からなくなることが多いのですが、その時にどういったところを見て対処すれば良いか教えていただきたいです。
青山Answer:
それはねもうほぼ全ての人に言えることですが、 全部場当たり的なことが原因なんです。僕から見たら何の業務をするのかというのはあらかじめ分かっているはずなんです。
「こういうことをこういう風にやって、こういう風になるんだ、そして仕事は完成するんだ」というフローがあるよね。
ToDoがあって、フローがあって、業務が完結するわけです。なので自分の自信のない業務はあらかじめ分かっているはずなんです。分かっているのに予習してこないのはなぜですか? 段取りをして、自分の弱いところを補完してくれる人は誰か、「今日の場合は〇〇だな、困ったらあの人を頼りにしよう」となったら前もって言っておけば良いだけです。「ここら辺の業務で詰まる可能性があるので、詰まったらお願いしますね」 としておけば、全ての段取りが終わると思いませんか?
Q:はい、終わると思います。
青山Answer:
うん、だから最初の言葉が答えになるのですが、みんな場当たり的にやって想定・想像を何もせず業務を始めてしまうので、それはどんどん詰まるに決まっていますよね。どんどん質問・相談が出てきて、どんどん無駄な時間が発生するに決まっていると常々思っています。 例えば、つっちーが研究の発表会が1週間後にあるとなったら段取りをしたり、練習をしたりしませんか?
Q:段取りも練習もします。
青山Answer:
うん、それをやっていないだけではないですか?というのが答えです。そこをやっていたら業務が詰まるところはないです。 僕の場合は僕が詰まったら多分みんな詰まるよね。僕はほぼ毎日初体験の仕事ばかりやっています。決まりきった仕事はほぼやっていないです。毎日が初体験です。
君らの言葉で言ったら「やったことない、教えてもらっていない仕事はどうしたら良いか分からない」という状態です。ではどう準備しますか?
管理執行部 部長 河原田さん:
私もガーディアンに入ってからは、やったことのない仕事ばかりですが、13年前の入社当時の自分と今の自分が大きく違うのは「もうこれは私でできるな」と当てがつくというところです。13年の経験を経て、知恵もついているので、どこを、誰に、どう相談したら簡単に解決できるのかとか「自分で整理整頓していた知識ストックを見ると繋がりそうだな」とかそういう当てがつけられるので、まず「できないかも」という不安はないです。そしてこれだけネットが発達して、AIまで発達してるので、大体のことは自分でもやり方が分かる時代ですよね。 なのでやはり仲間を知ることってすごく大事だなと経験上すごく思っています。 仲間がどんな能力があって、どんな仕事に毎日取り組んでいて何を知っているのか、ちゃんと分かっていてその上でその人が困りそうなところにも当てをつけておいたりすると、お互い助け合えることとなります。
青山Answer:
河原田さんは「いつ来るかわからない<はてな>に日常から備えてます」って言ってくれているんですよ。君らははてなが出てくるまで何にも動かないんです。だから仕事ができないんです。僕は日常からはてなに直面しないようにしているんですよ。
ましてや、やる業務が決まっているんだったら申し訳ないけど楽勝だと思います。楽勝じゃない人はどういう意識レベルでいるかというと「今日は初めての業務をしました。まだ慣れていないので少しずつ慣れていこうと思います。」が許されている人たちなんですよ。
僕はそれが許されないです。
その瞬間に解決しなきゃいけない、答えまでいかなきゃいけない、完結しなきゃいけないことしかないんです。上の立場に立てば立つほどです。
だから随分意識レベルが違うよね。そういう差だと思います。日常の行動の差が生まれるというのはそういう意識レベルの差だと思いますよ。 何事においても近道はないのです。どう段取りするかが仕事の質、生産性を決めるんです。毎日試験問題のように、試験開始と言われて初めて問題を見るようなやり方ではなく、あらかじめ問題が配られているのが今の皆さんの仕事の状態だと思います。
できない理由はいくらでも君らは言えるんですから、できない理由を並べて、それで自分にとって何かプラスがあると思いますか?以上、終わりです。社会とはそういうものです。