Q:クリエイティブプロダクト部 宮城わかさん
先日青山さんとの交換日記の中で触れさせていただいた時間に関する質問です。普段OEM制作をしていて、他の方から質問を受けたり、制作に関する相談を受けたりするんですけど、その質問や相談によって自分の制作の手が止まってしまい、それが業務の中で何度も起こると数分単位で業務に遅れが生じてしまうことがあります。結局は残業で調整して、業務は完了するのですが、残業しなくても時間内にうまく調整して終わらせるやり方があれば教えていただきたいです。
青山Answer:
ぶっちゃけ質問している側ではなく、教える側が最も育つんです。そしてこれがまず基本中の基本なんです。
しかし実際、自分は自分で目の前のことに勝負してる時があります。その時に質問されて業務が止まってしまうという現象で今困ってるわけですよね。
10個質問されて、戦っている最中の自分に役立つ質問は、1個あるかないかなんです。「またこれか...」とぱぱっと答えていることがほとんどだと思います。質問に答える時間が無駄なんです。
ということを例えば、上の人間がどこまで認識してくれているかなんですね。わかさんの立場からすると、質問されたらまっすぐ答えてあげるしかないんです。「私の業務が遅れてるの、知ってます?」と質問者に返しちゃったら今度は質問者が質問ができなくなってしまう、全体が停滞しちゃって最悪になるんです。10個の質問のうち、9個が無駄でも質問されたら答えないといけないんです。
なので大事なことは、今のわかさんの状況を周りにいる上の人がどれだけ掴んでいるかということなんです。上の人が掴んでいると「それは俺が答えるから」と拾ってくれたらどれだけ助かりますか?
Q:めちゃくちゃ助かります。
青山Answer:
そう!だから上の人には「私に仕事をさせろ」って質問者に見えないところで徹底的に言うんですよ。「これによってこれだけ私の時間が遅れていて、残業が発生することによって会社にこれだけいらない費用を払わせているんですけどいいんですか」ということですよね。残業・シフト延長っていうのは本来いらないコストです。
これで利益率を下げているわけですよ。
利益率を間違いなく下げているからそれは社員の責任という形で全部押し付け、丸投げをしてでも目の前の質問者には優しく答えてあげてほしいです。
なのでわかさんは2次元で対応していかなきゃいけないよってことです。質問が飛べば管理している上の人、つまり今回だと正社員の負けということです。 そういう張り詰めたものがない限り良くなっていくわけがないです。
現状維持で「わあ、困ったね」と言って明日も同じことが繰り返されるだけです。変えていく、変化を起こすというのであれば、そういうことに取り組んでいかないといけません。 例えば「この手の質問が多い」と言うんだったらマニュアルに残す、または全員集めて3分で講義して終わりです。 講義に参加できなかった人には伝播して、これをぐるぐる回していけば、どうなると思いますか?
Q:質問がなくなります!
青山Answer:
イエス!そういうことです。そこに組織として取り組んでいないということです。