Q:クリエイティブプロダクト部 部長 加藤良紀
アルバイトランク基準に関してです。 今までは本当に明確に数値であったり、分かりやすく誰もが見て分かるもののみで管理をしてきました。なんですけれども、青山さんに作っていただいた自己評価基準含めてやっていかねばならぬと考えているんですけれども、やはりアルバイトさんにやらせない領域の部分もあってしまうなと。 なのでどこまでその領域に踏み込んでやっていくべきかと考えております。
青山Answer:
会社の評価基準はあらかじめ言ってあります。これがまず大前提ね。
そしてアルバイト部隊を作れと。そして東京ではなかなか採用が厳しいから京都を中心にして作れと言ったのも僕です。 評価基準だけが君らです。好きにやればいいよ、良くしていくんだよいうことで現場に任せたわけですよね。
任して決めたのは良いけど見えるところしか評価してないわけですよ。しかし見えないところで頑張ってくれている人もいるんですよ。
そういった人たちの見えないところの頑張りで助けられて表が成り立つんです。 そういったところがあるのに評価基準が見えるところだけだと上司の人たちは見ようとしないんですよね。 それがもし一周しちゃったら組織は良くなっていくと思う?
Q: 良くはなっていかないと思います。
青山Answer:
いや逆だよ。悪くなっていきます。
「言われていないから・評価対象にないからやらなくていいんだ。やる必要ないでしょ?」となっていきます。そんなもので業務が回りますか?
Q:難しいです。
青山Answer:
いえ、無理です。見えないところでみんなのためを思って頑張ってくれている人もいるんです。それは表で活躍する能力が自分にはまだないから、こういったところでもせめてみんなのためになるように頑張ろうとする人がいるんです。
そういう1人1人のちょっとした心遣いだよね。
行動によって我々の仕事が成り立っているという風に本気で思えるならば、評価基準の見直しを自分たちで始めていたはずです。これはダメだと思ったから、僕が下ろしてきただけです。
当てはまらないところがあると言われたけど、そんなものはない。アルバイトの人1人1人の末端まで全部見て、考えて、会社の評価基準を出しました。なので僕の答えにまだ届いていないと思います。それは個別でどんどん質問してきたら良いです。
僕は頑張ろうと思って頑張っている人が等しく評価されるべきだと思います。
何かの基準をクリアしただけで給料がどんどん上がっていくそんなことはないと思ってる人間です。僕が社長のうちはこれ変わらない。
その人その人の能力の差はあれども、みんな一人一人の頑張りによってこの会社が回っているので、ちゃんと見てあげることって大事だと思っています。スポーツでレギュラーのやつだけが評価されるってそんなことないよと。 裏方でもベンチで盛り上げて、みんなのモチベーションを盛り上げてくれる人も絶対にいます。
僕は学生の時はエースでしたが、先生、監督から教わったことはこれなんです。
「ちょっと来いと。あなたがこうやってまともな練習ができるのは裏で頑張ってくれている人がいるからなんだよ、見ろ!」と言って、ずっと見せられてきました。「この裏で頑張ってくれている人たちをどう扱うのか」と。 「足が遅いから、レギュラーじゃないからダメなのか?」と言われた時に、僕はちゃんと物事が見えました。
それは社会に出ても仕事をしていても同じだと思います。 等しくちゃんと人と向き合って見てあげて評価してあげるべきです。
そしてこの会社に入る人たちはほぼ全員が未経験で入っています。中途半端なところで成長した気分になるなということも必要だと思います。
それら2つのバランスを取るべくして下ろしたものが会社から出した評価基準です。