Q:取締役 有本さん
特別なものを持ってる人以外ほぼ全員なんですが、 世の中死に物狂いで頑張らないと、とてもじゃないけどまともなビジネスマンにはなれないわけなんですけれども、それを自分で理解していながら、要は社内の各位に対して当然それを伝えてやってもらなきゃいけない、でもやりすぎると衝突になってしまったりとか、その人をそもそもを潰してしまったりとかということがどうしても起き得てしまう。
1番最後の到達線まで行ってしまう時、「この部下は頑張れる」と「この部下はダメだな」という線引き、落とし所を青山さんはその最後最後のとこをどういう風に見極めていらっしゃいますか?
青山Answer:
まず部下には期待していません。これぽっちも期待していません。でも雇用している限り信じています。
信じる限り機会を与えようとは常々誰に対しても思っています。
しかしその部下が言うことはほぼ当てにしていません。正しく言うと信じてません。
行動しか信じていないのです。
口だけ番長がいっぱいいるので、部下の行動だけを見ています。 有本はわかりやすいですが、うまくいかなかった時、悔しさがあるよな?
Q:はい
青山Answer:
悔しい感情って必ず前を向きます。うまくいかなくて「私、俺ダメだ」と思って下を向いてしまう。そういう部下は自分で上を向けるのかな?
その確率はあまり高くないと思っています。
大きなミスだったら下を向く可能性が高いよね。
小さなミスでも下を向いてしまう、その加減を見ながら「ダメだな、ここら辺がこの部下が思っている領域の上限なんだな」と見極めます。
その人が潜在的に持っている能力の限界じゃなくて、その人の意識レベルの限界なんだなというところで一旦線を引きます。
ガーディアンの古株は分かると思いますが、めっちゃ距離を置きます。そしてその瞬間に手をかけなくなりますが、常に様子を見ています。
「やっぱりダメだな」というのは大体外れません。
まずそういう観点で見ています。
例えばハラスメントって人がどう取るかなんです。厳しい言葉で喝を入れて、「頑張れ」と心の底から思って言っていても気のない人が聞いたら「圧だ、ハラスメントだ」 って言うんです。
僕は僕の愛情が伝わっているという自信があるからそこまでやっています。読み間違ったら大変だけどね。
そこのギリギリまでやってるので、気のない人・こっちを向かない人はすぐに分かります。リトマス試験紙はいらないぐらいすぐに分かってしまいます。結局人に寄り添ってるかどうかです。答えになりましたか?
Q:はい!ありがとうございます。