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必殺34|問題解決するためのチームの意識を高めたい

date_range 2024/05/30
コミュニケーション力基本機能 管理能力目的意識 時間性
問題解決するためのチームの意識を高めたい

Q:クリエイティブプロダクト部 加藤

部署内で指摘数を減らすために、チェックシートへの追加、毎日のMTGなどチームで意識を高めていく取り組みをしていますが、まだまだ改善の意識が弱いと感じています。どうしたら良いでしょうか。


青山Answer:

まず「意識」の前に目的・目標を明確にしなくてはなりません。図解化してみるとわかりやすいと思います。横に2本線を引いて、縦にも2本線を引いて出来た4つの交点の右下が目標である「減らしたい指摘数」です。


目標の「減らしたい指摘数」をチームで『いつまでに』行いますか?


Q:加藤

翌日もしくは1週間後だと思います。


青山Answer:

なぜそんなに曖昧なのですか?

指摘数は明確に言えると思うので、日付も算出できると思います。


つまり明確でないということは決めてないということです。

目的・目標が決まっていないのに、意識づけはできないと思います。


そしてもう一つ、アルバイトさんとの交換日記を見ていると大半が「指摘数を減らす」という意識になってるわけです。

その意識では減らないよと思います。


意識として必要なのは「 指摘を0にする」ということではないですか。

「0にするためにどうするか」という動きと、「減らすためにどうするか」という動きはまるで違うよね。


例えば1週間経って計画通りに減ってきたとします。

でも翌日の行動はまた変わるわけです。 簡単に言うと 指摘が10だったのを翌日8にしよう。

じゃあ10から8にするための動きがあるわけです。


日替わりメニューになるって分かる?でも指摘を0にするんだと言ったら日替わりメニューじゃないわけです。

どっちが効果が高いと思う?


Q:加藤

指摘を0にの部分です。


青山Answer:

つまり、上がチームにきちんと伝播して理解させない限り、下の動きは日替わりメニューになるし、「もう減ったからいいんじゃない」とか 「こっからここまで減ってきたけどこれから減らすのは大変だよね」とか意識もどんどんぶれていくんですよ。


そういう環境を作ってるっていう風に見えます。



なので指摘0を目指すのであれば、本気で目指さなきゃいけない。ステップを刻むんであればね。


ここまでにこの数にするぞと。

でもこれがゴールじゃないんだと。


あくまでも指摘0を目指す。そのために成すべきことがこうなんだと意識すること。

ここまで定義したらちゃんとしたら各人の手元にお肉を置けることになるんです。


まずは縦軸(目標)に日付を入れてみてください。


Q:加藤

交点の部分をよく理解しました。


青山Answer:

補足すると、「マイナスを0にしようとするな」って僕はいつも言ってることをみんなは理解してないよね。 河原田さん説明してください。


管理執行部 部長 河原田さん

マイナスを0にするっていうのは今何かうまくいってないことに対して取り組むということ。

 二度と起こさないように、いわゆる再発防止ってよく言いますけど、そこだけに焦点を当てて取り組むようではマイナスの状態が0の状態にしかならないということ。


でもそのマイナスの状態からプラスに転じる策を立てて、そこを目標にすべきっていう話です。


青山Answer:

マイナスを0にしようと思った計画は100%パフォーマンスを発揮できて、100%成果を発揮できたとしても、0になるだけで非現実的なんです。

100%パフォーマンスを発揮できるかどうかわかんないわけなので。


80だったり60だったりすることもあります。


だったらマイナスから0の計画じゃなくて、マイナスから50+50になるように100になるように策を練らなきゃいけないよね。


それで6割、8割であってもプラスには転じてるということをいつも首脳陣を中心に教えてるのね。


「そこまでの策を一気通貫の策にしない限りうまくいかないよ、そして続かないよ」って言ってるわけです。

だって浮かび上がらず、苦しいままだから、疲弊していくに決まってるじゃんということです。

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