Q:SCSC事業部 鈴木健太さん
業務の中で改善したい事を迅速に進める方法をお伺いしたいです。特に他の班や隊が絡んでくると話すタイミングを見つけるのも難しく、連携もなかなか進まないのでどう進めようかと悩んでおります。
青山Answer:
改善ポイントを見つけた時に、その改善点は即改善すべきことなのか自然に解消されていくことなのか、それよりも先に大きな課題があるのか、全体像の中での整理整頓が必要ですね。 ポジショニングの整理整頓はできていますか ?それを個人・チーム ・部まで広げて、間違いなく第一象限であると自信があれば、声を大にすればいいのです。その自信がなければ周りに相談すればいいのです。
「これは改善すべき点だよね?」「イエス」を取る。そしてチームとして第一象限なのか、部として第一象限なのか、このポジションを明らかにすることなんです。部としては第一象限に入らないけれど 、チームとして第一象限ならばチームに声を発したらいいのです。その前に改善すべき点だという了承・合意を取っているので話は早いです。全てその手順です。
業務中には、ここをもっとこうした方がいいな、ああした方がいいなはあるでしょうけれどそれは点なのです。背景、全体の流れ、気運、コンディション、事情が色々とありますね、それらを全て分かって上の方の人間になっていくのです。つまり上の方は個人→チーム→部署→全社となり、その中で優先順位・劣後順位を決めているので当然、取り上げられない可能性はあります。
ですが、チーム内で完結できる改善点であり、 第一象限という自信を持てるならやれば良いのです。もしこれが第二象限だと言うのであれば、第二象限であることを全員に認めさせることなのです。それだけでとても変わってくるんじゃないかな。
気が付いた事があっても「どうせ自分が言ったって」と思って言わない人が沢山いますが、僕はその点において過去に沢山痛い目にもあっているし、そうやって苦しんでいる経営者たちを沢山見てきているので、「声を発せよ」「何でも良いので気が付いた事があれば声を発しなさい」ということを18訓に入れています。僕は性善説に立っているのでその声を誰かが拾ってくれると思っています。それをきちんと拾える組織なら良い組織だと思うので、そうなったら良いなと思って経営をしています。
この会社で一番手っ取り早いのは直接僕に言うことですよ。この会社はその場で「それは後でいいな」「やらなくていい」「いいなそれ、やろう」「すぐやれ」「権限を与えるからやってみよう」と早い判断をします。それは全体を見ているので即時判断が出来るのです。僕には俯瞰性能、 条件設定力があり、集中して話を聞く、つまり理解が出来るので判断を誤らないということになります。