Q:SCSC事業部 インターン生 渡邉大也さん
僕はインプットした知識を垂れ流してしまっていて、自分のところにインプットした知識を蓄えられていないっていうところが課題だと思っていて、例えば受験の時のエピソードで自分が知識をインプットしようとすると一点にまず集中しないとできなくて、でも一点に集中すると他の科目がおろかになってしまったことがありまして、どうやったらいろんな分野に対して知識をちゃんとインプットして経験と掛け合わせるために備えることができるのかなという質問です。
青山Answer:
インプットのベースがなく、一面だけなんです。
人間はベースがあってその上にカテゴリーのボックスがいくつか”必ず”あるんです。分かりやすい例えをすると、「ああ〜仕事わった遊ぼうぜ」とパーンと頭が切り替わると思いますが、これは仕事というボックスから遊びというボックスに切り替わっているということで、つまり人間はその能力を「必ず」持っているんですよ。
勉強であっても同じで、勉強しようという一面しか用意していないから切り替えられないんです。「勉強しよう」の中に世界史のボックスと英語のボックスを置くんです。部屋を移る感覚なんですよ。
授業で教室が変わる時は頭が切り替わったと思います。でも自分1人の世界に入ったら切り替わらないよね。インプットのベースの上に勉強があったり、遊びがあったり、友人があったり、家族があったり、つまり器を用意していないんです。
僕なんて場合によっては秒単位で切り替えなきゃいけないんですよ。大也くんはなかなかそのモードに入れなかったりするんでしょ?ボックスの中にインプットしたものを入れてしまえば、つまりインプットしてしまえば心太(ところてん)方式で今までインプットしていたものが出てしまっているんだと思います。
それはボックスが1個だからなんですよ。学ぶモード(ボックス)の中にさらに世界史や英語と言ったカテゴリーがあるんです。カテゴリーを自分で用意していないからスイッチング、切り替え先がない、だから心太(ところてん)になるんです。
カテゴリーをあらかじめ自分でちゃんと用意するんだよ。受験勉強の時無理だったと思いますが、学校の授業ではできたと思います。
渡邉さん:
そうですね、授業の時はできてました。ただ、自分で勉強しようってなるとこうなかなか・・・。
青山Answer:
授業の時は周りがカテゴライズして環境を整えてくれているんですよ。「何時から何時までがこの授業です。 」と時間が変わったり、あらかじめ時間割りがオープンになっていて、そして授業は前回の続きからというのがパターンだったと思います。
どこから始まるかも分かってるわけです。つまり全て周りがあなたではなくて、 頭が切り替わるように整えてくれていたんです。だから授業では対応できるんです。
でも自習、自分で勉強しようとなったらその環境に君は感謝をしていないので、その環境の存在に気づいていないんです。つまり一面だけになっています。
周りが見えていないから、君は流されてしまう。そういう風にちょっと冷静に分析したら、自分でもカテゴリーを用意しなきゃいけないんだという風になるんですよ。上手な人はスイッチング、切り替えがきくんですよ。勉強だけじゃなくて、会社に入ったら業務においても、この切り替えがすごく大事なのね。会社、業務の場合は横から仕事とか、人に呼び出されるとか、突然変わるんですよ。自分の計画通り1日を遂行するなんてありえないです。
これも変化への対応ですがそういった時に切り替える術、例えば、反省してからネガティブになる人、もしくはうまくいかなかった事象が発覚した瞬間にネガティブに落ちる人は切り替えができていないんです。全部、大本は同じなんですよ。
環境を自分で整えて、その環境を維持することなんです。それが僕が言ってる日常だよっていうことなんです。インプットするにはかなり集中しなきゃいけないはずです。だから聖なる時間を設けなさいってこと。組織で働く以上、業務時間中に自分の時間なんて絶対にないんです。では、いつどこで、成長のための学びやインプット関連を肥やしにするための努力をするの?余暇の時間しかないんですよ。全ての人間がそうなんですよ。
組織で働いてる人は余暇の過ごし方で人生が決まるよって日々僕は言っているんです 。言い訳は誰だってできるんだ。だから、僕は流暢に言い訳してる暇があったら、努力しろって思う。勝ってる人、勝つ人はみんな努力している。間違いなく。環境を自分で作りなさいって事です。
渡邉さん:
自分で環境・カテゴリ作った上でそれをスケジュールに落とし込むっていうことをやっていきます。
青山Answer:
そう、今働いてる環境を冷静に分析しなきゃいけないのよ。ありえないほどありがたいのよ。学校もここまで人様が準備をしてくれてた環境で有り難かったんです。