Q:SCSC事業部 インターン生 渡邊大也くん
コンセプトの定め方についてお聞きしたいです。
普段青山さんはものづくりをする際に必ずコンセプトを定めてから取り組むように、コンセプトを定めてから手を動かすようにといただいていますが、後々「こっちの方が良いんじゃないか」となってフラフラしてしまい、軸となるべきコンセプトがなかなか定まらないということが悩みでありまして、コンセプトの定め方を教えていただきたいです。
青山Answer:
「軸となるべきコンセプト」と思っているところだと思います。正しくは「軸がコンセプト」なんです。この違いがわかりますか?「軸=コンセプト」なんです。
Q:
はい、わかります。
青山Answer:
「概念」という言葉を使うと思いますが、「概念」ってなんでしょうか?
Q:
その物の定義でしょうか?
青山Answer:
いや、周りの人はどうですか?概念と言う言葉はみんな使いますよね?
「コンセプトの定め方」ということを考える時には「概念」って出てくると思うんです。これは小学生の問題ではないですか?
代表取締役専務 松本さん:
その物事や事象に対する考え方もしくは捉え方、あるいは捉えられ方かなと思っています。
SCSC事業部 インターン生 久保日向太くん:
何かぼんやりというか、何かの輪郭というのが僕の感じてるところです。
青山Answer:
その理解で良いと思います。こうして皆さんは言語化できますか?普段使っている言葉ですが反応してすぐできない人が多いと思います。
つまり今答えなかった人、イコール答えられなかった人という風に定義させてもらうと薄っぺらい思考しかないんです。
土台を固めていないので浮ついた思考にならざるを得ないよね。そんな考えに基づいた判断がもし合っていたとしてもそれはラッキーなだけです。 土台がない人はふらつくしかないので、コンセプトの定め方の話を1つ例にしてくれましたが、要するにいろんな事象が出てきて目移りしちゃったり、最初決めた第1歩が揺らいじゃったり、不安になっちゃったりして、集中力も何もかも崩壊しちゃって、気がついたら迷走しているってことですよね?
Q:
はい、おっしゃり通りです。
青山Answer:
かなり厳しい言い方をすると、それが君の人生なんです。人のせいにしないで自責の念を持つならば人生の全ては自分が判断して決断して歩んできている道ですね。
もしそれを受け入れるなら全てそういうことになりませんか? 僕は自由ほど価値があるものはないと思っているので、自由を手にしようと思っています。ではどういう姿でないと自由になれないのでしょうか?楽の極みが自由と思ったら大間違いですよね。
クリエイティブプロダクト部 恩田さん:
自由とは心が解放されていて、何かに縛られず自分の意志で決めることができる状態だと思います。
青山Answer:
うん、自立した姿ですね。自由になると全て自分で決められるんです。全て自分の思ったまま何の縛りもなくいけるんです。自由とは自立した姿であり、全部自分の思ったままに行動できることです。結果も全部自分のせいなんです。
しかし自分一人で生きることができる人はこの世に誰もいないんですよ。
誰かの助けがあったり、協力があったり、守られたりして生きることができるんです。
その上に自由というのは成り立っているんです。
義務と責任を果たすから自由と権利が手に入るんです。
権利だけ主張する人、権利だけ主張して自分の自由を勝ち取ろうとする人がいるんですが、義務と責任に反している人は一生手に入らないんです。こういう座学で学んだら全員納得するんですが、現場では自己中ばっかりです。
基礎があり基本と原則の中で自立して突き抜けたものだけが自由を手に入れられるんですよ。
この大きな枠組の中であなたが言うコンセプトっていうのはまだ底の方の話です。だけどコンセプトよりもっと土台のところに君は立脚していないからずっとぶれるんです。 まだ学生ですから今のうちに本当に真相理解に努めて基礎をきちっと固めると考えも行動も心もぶれなくなるんです。これは仕事だけではなく、人生そのものだと思いますよ。目移りしてしまいますよね?
Q:
めちゃめちゃします。
青山Answer:
みんながそっちに流れていったら流されていきますよね?
Q:
はい、流されていきます。
青山Answer:
それに乗っている感じで、楽しいふりをして、でもどこかではてながありますね?
Q:
めちゃめちゃあります。
青山Answer:
うん、だから君は僕についてきて、ガーディアンで働くって決めたんです。
そこにはてながない人はガーディアンで働く、僕についていきたいって言わないんです。そのはてなを自分で感じていて、このはてなを意識的か無意識的かは別として、「はてなをなくしたい、強い人間になりたい」と思っているんです。僕は絶好の相手ですよね?だから君はうちの会社で働いて男になりたいと思っているんですよ。
「ぶれるな」って言ったって、今ふわふわしたところにいるので絶対ぶれるに決まっているんです。風が吹いたらもうフラフラするんです。なので根を張れということです。すぐぶれる人は急いではいけません。
上を目指すのではなく、根を張り、根を広げなさい。そしたら自然と大きな幹が育ってくるので、土壌を選び、そこに水をやって、栄養という努力やらない限り根は伸びません。根がしっかりしていれば太く丈夫な幹が育ってきます。
枝葉や花の高さを競わず、根を張ってください。