webサイト設計とは?

webサイト設計とは?

webサイトの設計とは、文字通りwebサイトを具体化する事を指します。


では、webサイトは何故制作するんでしょう。

「商品をアピールしたい」「会社のブランディングしたい」「通販で売上を上げたい」...等々と色々あると思います。


ただ実際にwebサイトを制作しようとすると、急に「デザインはカッコ良くしたい」「こんな情報を載せたい」といった、webサイトを何故作るのか?といった先の話からそれた話し合いが制作業者とクライアント側で行われる事は非常に良くある事です。


結果要望通りのwebサイトは出来上がっても、本来の目的からは外れた成果の上がらないサイトになってしまいます。

それって本末転倒ですよね?でも昨今のweb制作はそうなる事が多いのが現状です。

webサイトの設計はwebサイトの目的にこそ忠実にあるべきです。 目的が「モノを売る」と「会社の情報発信」ではwebサイトはまるで違いますよね?

商業用のwebサイトは必ずビジネスの中のどこかで機能します。


一つのビジネスの中で、webサイトがどう働くべきか、どのような立ち位置でどのような役割を果たすべきなのかといった事が 定まらない限り真にビジネス用のwebサイトの設計はできません。

その上で、webサイトに訪れる「顧客」は誰か、顧客に訴求するサービスの「強み・特徴」は何かといった観点を踏まえて webサイトの設計を進めていく必要があります。


下記でweb設計の各フェーズで重要となる項目を解説してゆきます。

重要ポイント①:
サイトの目的を設定しよう。

サイトの目的を設定しよう。

サイトの目的を設定するのは非常に重要です。

この目的が立ち返る原点となり、ターゲット選定、コンテンツ作成、導線設計...

といったあらゆる工程で効力を発揮し、ブレずに進める事が出来ます。


具体的に言うと、「自社製品を販売して売上をあげたい」「サービスの申し込みが欲しい」「会社のブランディングをしたい」 等が挙げられます。


その目的を定めるには、webサイトではなく、その上流にあるビジネスモデルから見つめ直す必要があります。

webサイト設計を行う上では、そのビジネスモデルにおいて顧客創出から売上が上がるまでの一連の流れの中で、webサイトがどの立ち位置にいてどのような役割を果たすべきか

を決め打ちする必要があります。


例えば、「会社の名刺代わりで良い」「見込み客を創出する営業マンの役割」というように、webサイトの目的はビジネスによって様変わりします。

ここをブラさずに出来るかどうかでwebサイトの設計がうまく行くかが決まります。

重要ポイント②:
顧客は誰か。

顧客は誰か。

webサイトを閲覧するのは当然顧客です。

その顧客が誰でどんな特徴を持っていて、どんなニーズを持ってwebサイトに来てほしいかといった事はwebサイト設計においてかなり重要となります。

webサイト設計はマーケティングと同じで必ず顧客からスタートします。それはwebサイトが必ずビジネスの一連の流れの中にあるからです。


顧客選定は、性別、年齢、地域と顧客属性を定める事は勿論大事ですし、その上でどんな「ニーズ」を持っているか、 そしてどのフェーズ(AP,FF,P,C)でwebサイトに流入するかを決め打ちする必要があります。


そこまで考慮した上で、その顧客に対して正しいアプローチを行い、運営者の意図通りにサイト内で動いてくれるような設計を行う必要があります。

重要ポイント③:
サービスの強みは何か。

サービスの強みは何か。

webでビジネスを行う上では、サービスの強みを正しく理解し、webサイト設計に正しく反映されているかが重要となります。


閲覧者は何らかのニーズを持ってサイトに流入し、そのニーズを満たそうとします。

「あ、ここなら自分の要望が適えられそう!」と思ってもらえるには、自社のサービスの特徴・強みを分かりやすく訴求する必要があります。


またサービスを提供するのはあなたのサイトだけではありません。

同業種の競合のサイトも閲覧者は閲覧し、必ず比較検討を行います。


そんな比較検討に耐えられるようにするためにも、設計段階でサービスの強みを強く訴求し、印象に残してあげる必要があり、それがwebサイトの成績に大きく関わってきます。


そして訴求するべき強みが決まってしまえば、後はそれをどう伝えるかという話になり、それがwebサイトのコンテンツ設計に繋がっていきます。

逆に言えば、強みさえ決まればコンテンツはそれを説明するためのものとして考える事が出来るのです。

重要ポイント④:
勝てる設計とは。

勝てる設計とは。

①~③を考慮した上で、ようやくwebサイト設計は始まります。

webサイト設計は物語を作るのと似ています。スタートからゴールを設定し、その間を線で繋ぎ、その合間合間でイベントを置く。


webサイトで言うと、スタートは「顧客」、ゴールは「webサイトの目的」に該当し、線とイベントが「強み・コンテンツ」に該当します。


要は「webサイトの目的」「顧客」「強み・コンテンツ」さえ確定すれば後はどう組み立てるか?を考えるだけで勝てるwebサイトの設計を行う事が可能になります。

例えば何かのサービスの申し込みを促すサイトであれば、サイトは営業を行う必要がありますね。リアルの営業と同じ、アプローチ、ニーズ把握、プレゼンテーション、クロージングの 4工程を踏まえて設計を行う必要があります。


という事は線を担うwebサイトのコンテンツは4工程にざっくりと分類する必要がありますね。

挨拶をするコンテンツ、お悩みを尋ねるコンテンツ、プレゼンをするコンテンツ..様々な役割を持ったコンテンツが存在します。


それが出来たら後は一本線になるように並べるだけです。

それで論理の通った戦略的設計が成されたwebサイト設計が出来上がります。


ただ、1本線だけという単純なものでは、勝てるサイトにはなりません。

サイトを見る顧客は大勢いて、どうサイトを回遊するかは一人一人違います。

例えば「初めてサイトに訪れた人」「何度か訪れている人」「何度も来ているリピーター」と3つで切るだけでもその3パターンで道筋の設計を変える必要がありますね。


初めての人にはまずは自己紹介が必要ですが、リピーターには自己紹介は必要なく、欲しい情報をいきなり見せてあげるべきですね。

このようにあらゆるパターンを想定して、複合的な道筋を想定した上で、webサイトの設計を行う事で真に勝てるwebサイトにしていく事が可能となります。