2018.06.11
《【回想録】ハチャメチャ営業道中記 》
実録!回顧録人生観・生き様《【回想録】ハチャメチャ営業道中記 》

社会人2年目、ヨーロッパでの新規開拓営業を会社に申請して、
日本の売上をキープすることを条件に特別に許可を得て、
単身でヨーロッパと日本を行き来するようになった。
僕が所属した企業の欧州拠点はベルギー・ブリュッセル。
僕が最初に狙ったのがドイツのシーメンス。
ブリュッセルからミュンヘンまで、
コンビを組んだ若きアホな商社マンと一緒に何度も何度も足を運んだものだ。
僕が自らに課したミッションは、ヨーロッパ現地企業の新規開拓だった。
当時の欧州子会社は、欧州に進出した日系企業としか取引をしていなかった。
この現状に異を唱え、半ば強行で欧州営業の許可を取った。
だから、当然コネクションなし、ルートなし、先人なし、
おまけにドイツ語、ベルギー語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語。。。
ヨーロッパの言語なんて、わかんないし。>
威勢よく大法螺を吹いたものの、
世界を代表する巨大企業シーメンスの正門すら通過できないのだ。
社会人経験も1年しかなく、社内に協力者なし、
それどころか無謀だと馬鹿にされ、新人に肩入れし過ぎと
日本の社内ではやっかみまで起きる状況。
当時の僕には奇策しか思いつかなかった。
『夜明け朝駆け戦法』だ(^^;)
今思えば無謀極まりない!というかあまりに無策だった僕。
来る日も来る日も夜明け朝駆けを繰り返した。
そんな中、あまりにしつこい僕らにシーメンスの守衛さんが、
差し入れをしてくれたところから、光が差した。
コネクションがなく、ルートもなく、
実績がなかった僕らだが、持っている技術力と生産力、
さらには価格競争力には自信があった。
そんなことで、『蟻の一穴』と喜び勇んだ僕らは、
このチャンスをラッキーにもモノにすることが出来た。
振り返るに、人から気にされ、認められ、好かれ、
信用されたのだ。
これを基盤にして、僕らは正攻法で攻めに攻めた。
当時の僕には、若さ溢れるバイタリティと物怖じしない心があった。
そして、根拠なき自信(^^;)
日本という国のこと、京都という僕の故郷のこと、
着物という伝統文化のこと、そして、僕が所属する会社のこと、
これらを大いに語り尽くした。
そして、ヨーロッパ最大最高の企業が、極東の島国からやってきたたった一人の僕を認め、取引を始めてくれた。
細々とした条件など無かった。
有ったのはシーメンスの決裁権者(購買部長)の僕を見つめる温かく優しい笑顔だけだった。
僕を馬鹿にしていた会社の連中は、『こんな無条件の契約などあり得ない』と驚嘆を隠せなかった。
『ハートにはハートで返せ!』を合言葉にして、僕らは、与えられたチャンスを、必死のパッチでやり切った。
そして、シーメンスとの間に生まれたのはまごう事なき『信頼』だった。
上手くいくときってこんなもんなんだょ!
24歳の夏のこの体験は、今でも僕の根底に流れ続けている。
*写真は、当時走り回ったミュンヘンの街
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シーメンスから僕らに突き付けられた品質条件は、
極めて高いものだった。
初めてその品質条件を見たときは、正直たじろいだ。
当然のように、会社側、特に生産工場は、即座に『NO‼︎』を突きつけてきた。😭
ここから僕の決死の反撃が始まり、ベルギー工場全体を巻き込んだ闘争が始まった。
😅
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『誰もが認める欧州最大最強との初取引ですよ!?❗️
欧州を制圧するに絶好のチャンスやないですか!❗️
我が社の技術を結集すれば、決して出来ないことじゃないはずです。
あんたらそれでも技術者でっか!?⁉️』
『僕は今後も、そんなふにゃふにゃ野郎どもを
仲間としてアテにせないかんか!?⁉️』
『相手が欲しがっとるんや!そして、
これを成し遂げれば、取引が一気に拡大するんや!
この状況に奮い立たない人間に、何も言う資格はないはずや!❗️』
『僕は絶対に成し遂げる!そして、あんたらもその気になれば必ず出来るはずや!‼️
品質条件という単に表面の難題らしきものだけ見て、ヤル気を起こせないだけやないか!』
『俺様の正義!この大義名分をぶち破ってみぃや!❗️』
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こうして、24歳の僕は、
ベルギー工場全体を精神的に従えることができた。
正論や正義をかざすには、それ相応の覚悟が必要となる。
だけど『意志』の力は絶大だ。
こうして本気になってくれた技術陣と共に、
ホンマに朝から朝まで、何度も何度も試作品を作り直して、
僕も納得のモノが出来上がった!‼️
ここからが僕の演出!😁
『最高品質の試作品が出来上がった』として、
非礼にもシーメンスの購買部長と幹部陣をわざわざブリュッセルの僕らの工場に呼び出し、
(当然、呼び出すにも一悶着…💦)
同時に東京本社から副社長も呼び出した。😅
緊迫感に包まれた空気の中、生産ライン上で、
いよいよ試作品のお披露目だ!‼️
すると、
シーメンス側から、
『ヴンダバー!❣️』
『ヴンダバー!❣️ヴンダバー!❣️』
の大連呼!!‼️!!
我が社の技術陣の中には涙ぐむ人も…
そう!‼️
技術陣たちのすべての苦労が報われた瞬間がやってきた。
みんなが僕に駆け寄って大喜び。
その輪の中には、僕を欧州に向かわれせくれた副社長も、
そして、シーメンスの購買部長も。❣️
大成功だった。
そして、この後、僕の大仕掛けが炸裂することに…。
大いに沸き立つブリュッセルの生産ライン。
そんな中、輪を抜け出し、真の目的のために動き出す僕。😉。
真の目的とは、当然、今後の取引拡大をこの場で確定させることだ。‼️
そんな野心を持った僕が向かった先は、工場内の社員食堂。
この時のために、日本本社の社長とベルギー社長に直談判しておいた。😉
そして、親父殿の力をも借りた。😅(初めて親父殿が喜んで力を貸してくれた)
予めこの成功を確信していたから、
アクションの前にリアクションの体制を作り上げることが出来たのだ。💡
なんと‼️!ふるさと京都から芸妓さん達を呼び寄せてもらったのだ。
(高校、大学の学費すら出してくれなかった親父殿が
こんな時には数百万円もポンっと出してくれた。😅)
シーメンスの連中は、みんな日本好きで、
特に購買部長は京都、伝統文化に関心が強い人だった。
それは、それは、サプライズ演出の極みとなり、
雅で艶やかな宴となり、参加者全員が何とも言えない笑顔で試作品の苦労話を笑い話に変えて、
大いに語らい合って、心から楽しんでくれた。
宴の最後にも…芸妓さんたちが、とっておきの舞を踊り終え、
お辞儀をするとき
副社長、ベルギー社長、工場長、僕の4人で居並んで、
土下座の姿勢で、シーメンスの連中に頭を下げた!!‼️
その時、僕がシーメンス購買部長の目を見て言い放った言葉は、
『心と腕を信頼し合う新しきパートナーとして、
今後の取引拡大をお約束いただきたい!❣️』
続いて、副社長が、シーメンス向け生産ラインの新設投資を約束した。
そして、芸妓さんたち含め、『よろしゅうお頼申します』
みんなで再び頭を下げたのだ。❣️
この時の購買部長は、終始和やかな笑顔だったらしい。😊
そして、正式に取引拡大を約束してくれた!
その後の快進撃に繋がった。
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相手に関心を持てば、相手を知れるし、相手の喜ぶことが理解でき、先回りが出来るようになる。
仕掛ける側は、目の前のこと(試作品の完成)に目を奪われ過ぎて、
本来の目的(取引拡大)を見失ってはいけない。
99%仕事が出来ても、残りの1%に抜け漏れがあってはならない。
詰めの甘さや隙は、一瞬にして仲間の努力を無駄にしてしまう。
成約とは、相手の心を包み込んで、『コイツと仕事をしてみたい』
と思わせてあげる事。
自分にしか出来ない仕事を筋を通して創り出す。
そうすると誰も放っておかなくなる!😁
摩擦や軋轢を恐れていては、何も変えられないし、
真のチャレンジなんて出来ない!
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若い頃にこんな経験ができて…
僕は本当にラッキーだ。
代表取締役社長/コンサルタント/ビジネスプロデューサー
青山 裕一
社会人では、大手電子部品メーカーでアジア・ヨーロッパでのビジネスを経験し、大手保険会社時代は日本全国を駆け巡り、数々の賞を受賞する。
伝統工芸から先端テクノロジーまでのモノづくりとリスクマネジメントを知り尽くした上で、IT業界に入る。
今年でIT業界23年目を迎え、独自のマーケティング理論を駆使し、6,000を超えるWEBサイトを手掛けてきた経営者。
独自のWEB必勝法を伝授すべく日経BP社よりIT兵法本「5000サイト、200億広告運用のプロが教える 儲かるホームページ9つの兵法」を出版し、Amazonランキングで3部門1位を記録した。
また、マネジメント領域の会社経営においても、未経験、Non専門スキルの人材を積極的に採用し、特色豊かな人事制度を大胆に企画登用するなどして、人材育成において画期的な成果を上げ続けている。
講演や出版、寄稿の依頼が多数きているが、現状においては、全国の中小企業経営者様との面談を優先するため、すべてお断りする方針でいる。