2013.11.28

Genesys開発秘話

技術話

Genesysって?


弊社で制作するホームページは、ほぼ全て、自社開発のGenesysというシステムを使って作られています。
Genesysを使うことで、プログラミング無しで動的なホームページを構築できるようになっています。
Genesysの概要については、こちらをご覧ください。


なぜ自社開発なのか?


わざわざ自社開発をしなくとも、オープンソースのWordPressやMovable
Type、フレームワークで言えば、CakePHP、symfony等々、数々の生産性向上のためのプログラムが配布されています。しかも、これらは無料で手に入れる事ができます。

WordPress、Movable Typeについては、聞いた事があるという方も多いかと思います。
これらは、一般的に「ブログ」とよばれるシステムに特化したプログラムとなります。

フレームワークはどうでしょう?こちらはプログラマの方以外には馴染みが薄いかもしれません。
フレームワークというのは、プログラムの基本的なフローを共通のコードにし、そこに何らかの拡張性を持たせたようなプログラムです。
代表的なものとして、MVCというモデルを採用した、CakePHP、symfony等があります。

オープンソースのフレームワークは、習熟すれば確かにWebサイト構築の効率は上がります。
ただ、フレームワークというのは、あくまでプログラマの作業効率をあげるためのものです。

私たちが目指したいのは、プログラマの作業効率を上げる事ではなく、Webサイトを速く作れる事です。


これまでの経験上、動的なWebサイトの構築に一番時間がかかるのは、プログラムの開発でした。


オープンソースのフレームワークを使えば、確かに作業効率は上がります。
しかし、個々の機能の開発については、やはり機能のボリュームに応じて時間がかかってしまいます。


それでは、ブログタイプのCMSを使った場合はどうでしょう?
こちらの場合、構築するWebサイトの要件がCMSの機能とマッチしていれば、うまくいくかもしれません。
しかし、CMS単体の機能では実現できない事は多々あります。
その場合、プラグインのインストールをしたり、目的を果たせるプラグインが無い場合は、新たにプログラムを開発する必要があります。
というより、素のままで要望を100%満たせる事の方が稀です。

私たちが目指したいのは、CMSの仕様によって型にはめたWebサイトを作る事はなく、お客様の要望を120%満たせるWebサイトを作れる事です。


これまでの経験上、お客様の要望をかなえるために一番時間がかかるのは、プログラムの開発でした。


兎に角、プログラムを書くというのは時間のかかる行為です。プログラムを書かなくて良くなればどれだけ効率が上がるでしょう。
「プログラマ不要」「誰でも簡単」を謳い文句にしているCMSは、探せばいくらでも見つかります。
それらは確かにプログラミング不要かもしれません。しかし、機能が限定的です。結局、それ以上の事をやろうとした場合、「プログラミング必要」なんです。
私たちプロのWeb制作会社からすれば「コレジャナイ」んです。


という事で、作る事にしました。プログラミング不要な何かを。


プログラミング不要によって、私たちが得たもの


動的Webサイトを作るには、通常であれば、PHP等のプログラム言語とMySQL等のデータベースを駆使して構築していく必要があります。
Genesysでは、独自のデータベース管理手法と独自のテンプレートエンジン、その他様々な工夫をする事でプログラミング不要を実現しました。

これにより、単純なinput/outputの処理、例えば会社概要ページ等であれば、わずか数分でデータ登録フォームと出力ページを作成する事が可能になりました。

さらに、データ間の連動も比較的簡単に実現可能な仕組みになっているので、複雑に連動するデータを生成させる事が可能で、例えば不動産情報であれば、
「間取り」「物件種別」「こだわり条件」「最寄駅」等のマスターデータと物件データを紐付け、検索条件として使用するというような事も可能です。

これらがプログラミング無しに実現できるようになった事で、そもそもプログラミングにかかる工数を大幅に削減でき、従来であれば発生していたWebデザイナーとプログラマーのコミュニケーションも不要となり、結果としてコミュニケーションにかかる時間までもが削減出来た事により、プログラム工数削減以上に効率化する事ができました。
また、工数を短縮出来た事によりその分クオリティをアップさせるための時間も確保しやすくなります。
そして何より、一般的にWebサイトの構築の料金というのは半分以上が人件費であるため、工数を削減できるという事はその分安くなるという事で、通常であれば高くつく動的Webサイトの構築を一般的な価格の半分以下の料金で提供出来るようになりました。
動的Webサイトを短期間で構築可能であるため、通常であれば予算的な都合でCMS化したくても出来なかったようなコンテンツをCMS化する事もやりやすくなると思います。


久保 一也

取締役 最高技術責任者 CTO

久保 一也

OWLetの設計・開発