ウェブパフォーマンスの重要性と最適化について

date_range 2024/06/21
GUARDIAN Marketing BLOG
堀田 大渡
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こんにちは!
株式会社ガーディアンの堀田です!
近年、ウェブサイトやアプリケーションのユーザーエクスペリエンスがますます重要視されていま
す。
その中でも、パフォーマンスは重要な要素の一つであり、ウェブサイトやアプリの速度がユーザー
満足度やビジネス成果に直結します。
今回は、そんなウェブパフォーマンスについての重要性と、実際に行動に移す際に何をすべきな
のかというところについて話していきます。
この章では、パフォーマンス最適化の重要性について探究します。

第1章: パフォーマンス最適化の重要性

1.1 パフォーマンスが重要な理由
ウェブサイトやアプリのパフォーマンスが重要な理由はいくつかあります。
ユーザーエクスペリエンスの向上:
ユーザーは速いページ読み込みやスムーズな動作を期待します。
遅いページやレスポンスの遅れはユーザーの不満を引き起こし、サイトやアプリの利用を妨げま
す。
検索エンジンランキングの向上:
検索エンジンはパフォーマンスもランキングの重要な要素として考慮します。
高速なサイトは検索結果で優先される傾向があります。
ビジネス成果の向上:
パフォーマンスが向上することで、コンバージョン率や売上などのビジネス成果も向上します。速
いサイトはユーザーにより多くのコンテンツや商品にアクセスさせることができます。


1.2 パフォーマンス指標
ウェブサイトやアプリのパフォーマンスを測定するためには、いくつかの指標があります。
ロード時間:
ページが表示されるまでの時間。特に最初のコンテンツが表示されるまでの時間(First
Contentful Paint)やページ全体が表示されるまでの時間(Load Time)が重要です。
レンダリングのスピード:
ージの要素がブラウザ上で表示されるまでの時間。これは、DOMContentLoadedやLoadイベン
トなどで測定されます。
リソースの最適化度合い: 画像、スタイルシート、JavaScriptなどのリソースが最適化されている
かどうか。不要なリクエストの削減やキャッシュの活用などが含まれます。
これらの指標を理解し、測定することはパフォーマンス改善の第一歩です。

第2章: パフォーマンス最適化のヒント

良いパフォーマンスを実現するためには、いくつかのベストプラクティスを遵守する必要がありま
す。
この章では、パフォーマンスを向上させるための具体的な内容を見ていきます。


2.1 画像の最適化
画像はウェブページの読み込み速度に大きく影響を与えます。
以下は画像の最適化に関するヒントです。
フォーマットの選択:
JPEGは写真に適しており、PNGは透明度が必要な場合に適しています。WebPなどの新しい
フォーマットも検討しましょう。
圧縮:
画像を圧縮することでファイルサイズを削減し、読み込み速度を向上させます。ツールやライブラ
リを使用して自動的に圧縮することもできます。
レスポンシブイメージ:
レスポンシブなイメージを使用して、デバイスの解像度や表示サイズに応じて適切な画像を配信
します。


2.2 CSSとJavaScriptの最適化
CSSとJavaScriptはページのレンダリングに大きな影響を与えます。
以下は最適化のヒントです。
ファイルの結合:
複数のCSSファイルやJavaScriptファイルを結合することで、リクエスト数を減らし、読み込み速
度を向上させます。
ファイルの圧縮:
CSSやJavaScriptファイルを圧縮することで、ファイルサイズを削減し、読み込み時間を短縮しま
す。
非同期読み込み:
非同期でCSSやJavaScriptを読み込むことで、ページのレンダリングをブロックせずに読み込み
速度を向上させます。


2.3 キャッシュの活用
ブラウザキャッシュを活用することで、ページの読み込み速度を大幅に向上させることができま
す。
適切なキャッシュ設定:
HTTPヘッダーを使用して、リソースのキャッシュ設定を行います。適切なキャッシュ設定を行うこ
とで、ブラウザがリソースをキャッシュする時間を調整できます。
ETagやLast-Modifiedの活用:
ETagやLast-Modifiedなどのメカニズムを使用して、ブラウザがリソースの更新をチェックし、必要
に応じてキャッシュを更新します。

第3章: パフォーマンスツールの活用

パフォーマンスを改善するためには、さまざまなツールが役立ちます。
この章では、有用なパフォーマンスツールを紹介します。


3.1 ページスピードインサイト
GoogleのPageSpeed Insightsは、ウェブページのパフォーマンスを測定し、改善するためのヒン
トを提供します。ロード時間やレンダリングの問題を特定し、解決策を提案します。


3.2 Lighthouse
Lighthouseは、Googleが提供するオープンソースのツールで、ウェブアプリケーションのパフォー
マンスと品質を測定します。レンダリングパフォーマンス、アクセシビリティ、SEOなどの側面を評
価し、改善のためのヒントを提供します。


3.3 WebPageTest
WebPageTestは、さまざまな場所からウェブページのロード時間を測定し、パフォーマンスの問
題を特定します。さまざまなブラウザやデバイスでのテストも可能です。

第4章: パフォーマンスの持続的改善

パフォーマンス最適化は一度だけの作業ではなく、継続的な改善が必要です。
この章では、パフォーマンスの持続的改善について考えます。


4.1 モニタリングとテスト
定期的なモニタリングとテストを行うことで、パフォーマンスの問題を早期に発見し、迅速に対処
することができます。
定期的なページスピードの測定やテストスイートの実行などが含まれます。


4.2 コードレビューと最適化
開発チーム全体がパフォーマンスを意識し、最適化のベストプラクティスを遵守することが重要で
す。コードレビューを通じてパフォーマンスの問題を発見し、改善を行います。


4.3 パフォーマンスチームの設立
大規模なプロジェクトでは、専門のパフォーマンスチームを設立することが効果的です。
このチームはパフォーマンス改善のリーダーシップを担い、最適化の取り組みを統括します。

まとめ

今回はWEBサイトやアプリケーションを運用していくにあたり必要なパフォーマンス最適化につい
て話をさせていただきましたが、以上のようにどれだけ見た目の良い物であったり、複雑な物を
作成してもパフォーマンスが悪ければ、ユーザー満足度が下がってしまったり、検索順位からも
落ちてしまうなど、残念な結果になりかねません。
パフォーマンス最適化はWEB開発やWEBサイトを実際に運用していく中でとても重要な側面で
す。
良好なパフォーマンスはユーザーエクスペリエンスの向上やビジネス成果の向上につながるた
め、今後WEBサイトやアプリケーションを作成しようと練習をしている方や実際に作成をされてい
る方は参考にしてみてください!
ガーディアンではWEBサイトを作成するうえで様々な視点からユーザー満足度を上げるため、勝
てるサイトを作るために日々取り組んでいます!
構築方法だけでなく、勝てるサイトを作るためにはどうすれば良いかを学んでみたい!という方
は、ぜひ一度ガーディアンのサイトを覗いてみてください!


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