変化する消費者の購買行動からみるInstagramの活用法!
【目次】
1.消費者の購買行動について |
2.AIDMAとAISASの違い |
3.AISASとInstagramの関係性 |
4.まとめ |
1.消費者の購買行動について
インターネットやSNSが普及した現代、消費者の購買行動はどのように変化しているのでしょうか?これまでの購買行動モデルではなかった、新しい行動パターンも存在しており、 現代のマーケティングにおいて、消費者の購買行動を理解することはますます重要になっています。 今回は、消費者の購買行動のなかでもAIDMAとAISASについて解説をしていきたいと思います。【後編】ではSNS世代の購買行動モデルについてご紹介していきます。
2.AIDMAと AISASの違い
AIDMAとAISASは、どちらも消費者の購買行動を説明するマーケティングフレームワークです。それぞれ提唱された年代や、消費者の行動様式の捉え方に違いがあるのでみていきましょう。 AIDMAは1920年代に提唱された、5つのステップからなるモデルです。
• Attention(認知):消費者が商品やサービスの存在に気付く |
• Interest(関心):商品やサービスに興味を持ち、詳細を知りたいと思う |
• Desire(欲求):商品やサービスを欲しいと思う |
• Memory(記憶):商品やサービスを記憶する |
• Action(行動):商品やサービスを購入する |
AIDMAは、テレビや新聞などのマスメディアが主な情報源だった時代に、消費者の購買行動を説明するモデルとして広く利用されてきました。 AIDMAモデルでは、現代の複雑な購買行動を捉えきれないという課題があり、そこで注目されたのが、AISASです。 AISASは2004年に電通によって提唱された、5つのステップからなるモデルです。
・Attention(認知):消費者が商品やサービスの存在に気付く |
・Interest(関心):商品やサービスに興味を持ち、詳細を知りたいと思う |
・Search(検索):インターネットや口コミを通じて情報収集を行う |
・Action(行動):商品やサービスを購入する |
・Share(共有):購入した商品やサービスの感想を周囲に共有する |
2023年の調査によると、消費者の7割以上が購入前にインターネットで情報収集をしていることが分かっています。 皆さんも何かお買い物をする時は、口コミをみるのではないでしょうか?? 私はネットで買い物をする時や、化粧品なんかは特に口コミを見てから買いますし、口コミ以外にもInstagram等のSNSでチェックしてから買うので、なかなか時間がかかってしまいます。 このように、消費者の購買行動が、インターネットの影響を大きく受けるように変化しました。
AIDMAとAISASとの大きな違いとして、一つ目はDesire(欲求)とSearch(検索)があります。
AIDMAでは、消費者は商品やサービスに興味を持った後、すぐにその商品を購入しようと考える段階に入ります。一方、AISASでは、消費者はインターネットや口コミを通じて情報収集を行い、商品やサービスを比較検討してから購入を検討します。
二つ目の大きな違いとしてはMemory(記憶)とShare(共有)です。
AIDMAでは、購入した後に商品やサービスの記憶が頭に定着することで、リピーターの購入に繋がるという考え方が一般的でした。一方、AISASでは、購入した後に商品やサービスの感想をSNSや口コミサイトなどで共有することで、新たな顧客を獲得できるという考え方が重要になっています。
4.まとめ
今回は、テレビや新聞などのマスメディアが主な情報源だった時代のモデルであるAIDMAから、時代の変化とともに生まれたAISASについての解説を行いました。
Instagramとマーケティングの関係性を理解することで、企業はより効果的なマーケティング戦略を策定することができます。Instagramの視覚的な魅力とユーザーとのコミュニケーション機能を活用することで、顧客の商品・サービスに対する信頼を高め、購買行動の促進を促すことができます。
マーケティングをしっかり学び、うまくSNSを活用していきたいですね。
【後編】では、よりSNS世代に特化した購買行動モデルについてご紹介していきたいと思います。
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