Instagramのアルゴリズムを味方につける投稿戦略

date_range 2025/06/27
GUARDIAN Marketing BLOG
石川 航
記事no17

今やSNSマーケティングにおいて、Instagramは欠かせない存在となっています。
写真や動画を通じて直感的に情報を伝えられるため、個人から企業まで幅広く活用されており、商品やサービスの認知拡大・集客において大きな力を発揮します。


しかし、「頑張って投稿しているのに、なかなか伸びない」「フォロワーが増えない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
その原因のひとつが、Instagram独自のアルゴリズムの存在です。
この仕組みを理解し、エンゲージメントを高める投稿戦略を取らなければ、どれほど優れた内容でも届きにくくなってしまいます。


本記事では、Instagramのアルゴリズムの基本から、SNSマーケティングにおける効果的な活用方法、そしてエンゲージメントを高めるための投稿戦略まで、実践的に解説していきます。

Instagramのアルゴリズムとは?

Instagramで成果を出すためには、投稿内容の質だけでなく、「どのようにして投稿が表示されるか」というアルゴリズムの仕組みを理解することが重要です。
SNSマーケティングの成功には、このアルゴリズムとの向き合い方が欠かせません。


アルゴリズムが働く場所
Instagramのアルゴリズムは、以下の場所で投稿の表示優先順位を決定しています。


フィード投稿:ユーザーの関心度や過去のエンゲージメントに基づいて表示順が変わります。
ストーリーズ:閲覧頻度や返信・リアクションの有無が関係します。
発見タブ(Explore):興味関心に合った投稿がピックアップされ、拡散のチャンスに。
リール(Reels):新規リーチに強く、視聴維持率や保存数などの反応が重要です。


評価される要素
Instagramのアルゴリズムは、以下のような要素をもとに投稿の価値を判断し、表示頻度を調整しています。


ユーザーの関心(過去にどのような投稿と関わってきたか)
投稿との関わり(いいね、コメント、保存、シェアなどのエンゲージメント)
投稿の鮮度(新しい投稿が優先されやすい)
閲覧時間や離脱率(どれだけ長く見られているか、すぐに離脱されていないか)


これらの要素を意識した投稿は、アルゴリズムによってより多くのユーザーに届けられやすくなります。
SNSマーケティングでは、単なる見栄えの良さではなく、「ユーザーとの関係性=エンゲージメントを深める」ことが鍵となります。

アルゴリズムに好かれる投稿戦略

Instagramのアルゴリズムに好かれるには、ただ美しい写真や動画を投稿するだけでは不十分です。
SNSマーケティングの観点では、ユーザーとの関係性を深める「エンゲージメント重視」の戦略が必要不可欠です。
ここでは、具体的にどのような工夫がアルゴリズムに評価されるかを紹介します。


関わりを生む「エンゲージメント重視」の内容
Instagramのアルゴリズムは、投稿に対するリアクション、つまりいいね・コメント・保存・シェアなどのエンゲージメントを重視しています。
そのため、ユーザーとの「対話」を促す投稿が有効です。


例えば、質問投稿やアンケート機能、ストーリーズのスタンプ機能を活用することで、気軽なコミュニケーションが生まれやすくなります。
フィード投稿でも「あなたはどう思いますか?」「おすすめがあれば教えてください」など、コメントを促すキャプションを書くことで自然な対話が生まれ、アルゴリズムにも好影響を与えます。


また、「保存」されやすい投稿は特に評価が高いとされています。
ノウハウ系の「まとめ投稿」や、役立つ「HOW TOコンテンツ」は保存率が高く、長期的にリーチが伸びる傾向があります。


投稿タイミングと頻度
どれほど魅力的な投稿でも、見る人がいなければ意味がありません。
アクティブユーザーが多い時間帯を狙うことが、アルゴリズムに評価される鍵です。
特に朝の通勤時間(7〜9時)、昼休み(12時前後)、夜のリラックスタイム(20〜22時)は狙い目です。


また、継続的・定期的な投稿は、アカウント全体の評価を上げる要素になります。
投稿が途切れがちなアカウントはアルゴリズムからも優先されにくくなるため、無理のない範囲で投稿スケジュールを立てましょう。


フィード投稿に加えてストーリーズも活用することで、常にユーザーの目に触れる機会を確保できます。
ストーリーズは一時的な表示ではありますが、アルゴリズムによりエンゲージメントが高いユーザーに優先表示されやすくなっています。


リールを活用した拡散戦略
Instagramのリールは、非フォロワーへのリーチを拡大できる強力なツールです。
特にSNSマーケティングでは、短尺動画による拡散力を戦略的に活用すべきです。


リールは15秒〜30秒程度の短くインパクトのある内容が好まれます。ユーザーの注意をひく「冒頭3秒」が最も重要で、視聴を維持できるかどうかがリーチ数に大きく影響します。
トレンドの音楽や効果音、テキストの見せ方なども工夫し、離脱されにくい構成を意識しましょう。


また、BGMや流行のフォーマットを取り入れることで、Instagramのアルゴリズムから「おすすめ」としてピックアップされやすくなります。


このように、アルゴリズムに評価されるには、エンゲージメントを意識した内容、投稿のタイミング、フォーマットの選び方が重要です。

最後に

Instagramで効果的に発信し、フォロワーとの関係を深めていくためには、アルゴリズムの仕組みを理解し、それに沿った投稿戦略を実践することが重要です。
特にSNSマーケティングでは、いいねやコメント、保存といったエンゲージメントを高める工夫が成果を左右します。
投稿の内容・タイミング・形式を最適化し、リールやストーリーズも活用することで、より多くのユーザーにリーチできる可能性が広がります。
アルゴリズムを味方につけ、Instagramを効果的な集客・ブランディングツールとして活用していきましょう!