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富士通株式会社

複数回にわたる情報セキュリティインシデント、顧客情報・個人情報流出の可能性、業務用ツール経由での不正アクセス
fujitsu
本事案での影響範囲および原因の特定に向けて、当社および外部の専門調査会社によるログ情報の調査・分析、社内関係者へのヒアリングなどの詳細調査を実施した結果、以下の事実が判明しました。

(1)マルウェアの挙動および影響範囲
当社の業務パソコン1台にマルウェアが蔵置された後、当該パソコンを起点に他の業務パソコンに影響を広げるマルウェアの挙動が確認されています。このマルウェアはランサムウェアではなく、様々な偽装を行って検知されにくくするなど高度な手法によって攻撃を行う類のものであり、発見が非常に困難な攻撃であったことが判明しました。
業務パソコンの調査を行った結果、マルウェア感染が確認された業務パソコン、およびその業務パソコンから複製指示のコマンドが実行され情報を転送された他の業務パソコンの台数は、当初検知していた49台以外に無かったことが確認されました。これらはすべて日本国内の当社内ネットワークにおいて使用されているものであり、日本以外のネットワーク環境下での業務パソコンへの影響の拡大は確認されておりません。
なお、これらの業務パソコンについては、当社が提供しているクラウドサービスを管理する端末ではありません。また、当社がお客様に対して提供しているサービスへのアクセスの痕跡も確認されなかったことから、お客様環境も含めた社外への被害の拡大はないものと判断しております。

(2)情報漏えいの影響範囲
当社が保有する各種ログ(通信ログ、操作ログ)を調査した結果、一部のファイルについてはマルウェアの挙動により、複製指示のコマンドが実行されております。これらのファイルは不正に持ち出されたおそれがあるため、持ち出されたものと想定してお客様への対応を行っております。複製が可能であったファイルには一部の方の個人情報やお客様の業務に関連する情報が含まれており、それらの対象となるお客様には個別にご報告を行い、必要な対応を進めております。なお、現時点で個人情報やお客様の業務に関連する情報が悪用されたという報告は受けておりません。

出展元:富士通公式発表「マルウェアによる情報流出の可能性について」

サイバー攻撃種別

ランサムウェア攻撃 サプライチェーン攻撃 システム脆弱性を狙った攻撃 フィッシング攻撃 内部不正による情報漏えい クラウドセキュリティ侵害 標的型攻撃(APT攻撃) DDoS攻撃(分散型サービス妨害攻撃) リモートワーク環境を狙った攻撃 マルウェア攻撃 不正ログイン リスト型攻撃(パスワードリスト攻撃) 不正アクセス

被害企業概要

企業名 富士通株式会社
売上高

3兆5,501億円

(2024年度)

総資産

3兆4,000億円

(2024年度)

従業員数

113,000名(連結)

(2024年度)

被害発生日 2024年03月15日
被害内容 - 複数回にわたる情報セキュリティインシデント
- 顧客情報・個人情報流出の可能性
- 業務用ツール経由での不正アクセス
参考記事、出典 富士通公式発表「マルウェアによる情報流出の可能性について」

記事要約

富士通の社内ネットワークにおいて、高度な偽装技術を用いた検知困難なマルウェアによるセキュリティインシデントが発生しました。感染は日本国内の業務パソコン1台を起点に49台に拡大しましたが、海外ネットワークや同社が提供するクラウドサービス、顧客環境への被害拡大は確認されていません。
このマルウェアの挙動により、一部のファイルが外部に不正に持ち出された可能性があり、これらには個人情報や顧客の業務関連情報が含まれていました。同社は影響を受ける可能性のある顧客へ個別に報告と対応を進めており、現時点で情報の悪用は報告されていません。

対策に向けたGUARDIAN見解

CHECK 01
エンドポイントにおける検知・対応能力(EDR/XDR)の強化
今回のマルウェアは「様々な偽装を行って検知されにくくするなど高度な手法」が用いられており、従来のパターンマッチング型のアンチウイルスソフトでは検知が困難であったと考えられます。このような攻撃には、PCやサーバ(エンドポイント)上での不審な挙動を検知し、迅速に対応するEDR(Endpoint Detection and Response)の導入・活用が不可欠です。さらに、ネットワーク機器やクラウドなど、エンドポイント以外のログも相関的に分析して攻撃の全体像を可視化するXDR(Extended Detection and Response)へと進化させることで、より高度な脅威にも対抗できる体制を構築することが重要です。
CHECK 02
ゼロトラストに基づいた内部ネットワークの対策
一台のパソコンへの感染を起点に、他のパソコンへ影響が拡大(横展開、ラテラルムーブメント)した事実は、内部ネットワークにおける対策の重要性を示唆しています。「社内は安全」という従来の境界型防御の考え方ではなく、「すべての通信を信頼しない」ゼロトラストの概念に基づいた対策が求められます。具体的には、ネットワークを細かく分割して管理する「マイクロセグメンテーション」の導入や、必要最小限のアクセス権限のみを付与する厳格なID管理を行うことで、万が一侵入を許した場合でも被害を極小化し、横展開を阻止する効果が期待できます。
CHECK 03
情報資産の保護とインシデント発生後の迅速な影響範囲特定
本件では、一部ファイルが「不正に持ち出されたおそれがある」として対応が進められています。これは、情報が外部に転送されたことを示す明確なログが確認できなかった、あるいは追跡が困難であった可能性を示します。平時から、どこに・どのような重要情報が保管されているかを把握し、分類・管理しておくことが極めて重要です。また、機微な情報の不正な持ち出しを監視・ブロックするDLP(Data Loss Prevention)ソリューションの導入や、通信ログ、操作ログを統合的に監視・分析する体制を構築することで、インシデント発生時に影響範囲を迅速かつ正確に特定し、顧客への説明責任を果たすことが可能になります。

SOLUTION

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