ストーカーウェア(モバイル)を初心者でも分かりやすく解説

あなたのスマホが誰かに監視されているかもしれない―そんな不安を感じたことはありませんか?ストーカーウェア(モバイル)は、配偶者や交際相手など身近な人物によって密かにインストールされ、位置情報、通話履歴、メッセージ内容などを無断で監視する悪質なスパイアプリです。このパソコン・スマホの危険となる端末の脅威は、近年深刻化しており、適切なセキュリティ対策が求められています。本記事では、非IT技術者の方でも理解できるよう、ストーカーウェア(モバイル)によるサイバー攻撃の仕組み、現在の被害状況、そして具体的な対策方法を詳しく解説します。プライバシーを守るために、まず正しい知識を身につけましょう。

ストーカーウェア(モバイル)を初心者でも分かりやすく解説

ストーカーウェア(モバイル)とは?

ストーカーウェア(モバイル)とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に密かにインストールされ、持ち主の位置情報、通話履歴、メッセージ内容、写真、SNSのやり取りなどを無断で監視・記録するアプリケーションのことです。「スパイアプリ」「監視アプリ」とも呼ばれます。

一般的なマルウェア感染とは異なり、ストーカーウェア(モバイル)は配偶者や交際相手、家族など近しい関係にある人物によって意図的にインストールされることが多いのが特徴です。被害者の日常生活のあらゆる側面が監視され、プライバシーが完全に侵害される深刻なサイバー攻撃の一種です。

多くのストーカーウェア(モバイル)は、端末の画面上でアイコンを隠したり、システムアプリのように偽装したりすることで、被害者に気づかれないよう設計されています。インストールした人物は、遠隔地から専用のウェブサイトやアプリを通じて、リアルタイムで監視対象者の情報にアクセスできます。

ストーカーウェア(モバイル)を簡単に言うと?

ストーカーウェア(モバイル)を日常的なたとえで説明すると、「あなたのスマホに目に見えない透明人間が住み着いて、24時間あなたの行動を記録し続けている」ような状態です。

想像してみてください。あなたが誰と話したか、どこへ行ったか、何を検索したか、誰とメッセージをやり取りしたか、撮った写真、見たウェブサイト、すべてを誰かが影からずっと見ているとしたら、どれほど不安でしょうか。

これは、家の中に隠しカメラと盗聴器が仕掛けられているようなものですが、それがスマホの中で起きています。しかも、仕掛けた人はあなたの近くにいる誰かで、あなたが外出先でも、友人と会っていても、常にあなたの居場所や行動を把握できてしまうのです。

ストーカーウェア(モバイル)の現状

ストーカーウェア(モバイル)は世界的に深刻化している問題です。2024年の統計では、欧米を中心に年間数百万件のストーカーウェア(モバイル)検出が報告されています。

日本国内においても、ストーカーウェア(モバイル)による被害は増加傾向にあります。警察庁の統計によると、ストーカー事案の認知件数は年間2万件を超えており、そのうちデジタル機器を使った監視行為が含まれるケースが増えています。特に配偶者や交際相手からのストーカーウェア(モバイル)による監視被害の相談が目立っています。

最近の傾向として、以下のような新しい手法が確認されています:

正規の監視アプリの悪用
本来は子どもの見守りや企業の端末管理を目的とした正規のアプリが、ストーカーウェア(モバイル)として悪用されるケースが増加しています。これらのアプリは技術的には合法的に販売されており、App Storeでも入手可能なため、検出が困難です。

クラウドアカウントの乗っ取り
AppleのiCloudやGoogleアカウントのバックアップ機能を悪用し、被害者のスマホのデータを遠隔から閲覧する手法が広がっています。物理的にアプリをインストールしなくても、アカウント情報さえ知っていれば監視が可能です。

MDMプロファイルの不正利用
企業向けのモバイルデバイス管理(MDM)機能を個人の端末に不正にインストールし、遠隔操作や監視を行う手法も報告されています。これは偽プロファイル/MDM悪用として知られる脅威と密接に関連しています。

セキュリティ企業の調査によれば、2024年には全世界で400種類以上のストーカーウェア(モバイル)が確認されており、AndroidとiOSの両方のプラットフォームで被害が発生しています。特にAndroid端末は、システムの柔軟性からストーカーウェア(モバイル)のインストールが比較的容易であり、被害が多い傾向にあります。

ストーカーウェア(モバイル)で発生する被害は?

ストーカーウェア(モバイル)による被害は、単なるプライバシー侵害にとどまらず、被害者の生活全体に深刻な影響を及ぼします。監視されていることに気づかないまま、日常生活のあらゆる情報が第三者に筒抜けになっている状態が続くことで、様々な二次被害が発生します。

ストーカーウェア(モバイル)で発生する直接的被害

位置情報の常時追跡による行動の把握
ストーカーウェア(モバイル)は、GPS機能を利用して被害者の位置情報をリアルタイムで記録・送信します。どこにいつ行ったか、どれくらいの時間滞在したか、普段の行動パターンまで完全に把握されてしまいます。これにより、被害者が安全のために避難した場所や、新しい住所、職場などが加害者に知られる危険があります。DVや別居中の配偶者からの監視では、居場所の特定が物理的な危害につながる可能性があり、生命の危険すら生じます。

通信内容の完全な把握と関係性の破壊
電話の通話履歴、SMS、LINE、メールなどのメッセージ内容がすべて第三者に閲覧されます。友人や家族、同僚との会話内容、相談内容、プライベートなやり取りがすべて監視者に知られることで、被害者の人間関係が破壊されるリスクがあります。また、被害者が助けを求めようとしても、その通信内容が監視されているため、安全に支援を求めることが困難になります。

写真・動画・ブラウザ履歴の監視による完全なプライバシー侵害
端末に保存されている写真や動画、インターネットの閲覧履歴、検索履歴なども監視対象となります。プライベートな写真が無断で収集され、それが脅迫材料として使われるケースもあります。また、被害者が「ストーカーウェアとは」「監視アプリ 削除方法」などを検索した場合、その情報も加害者に伝わり、対策を取ることがさらに困難になる悪循環が生じます。

ストーカーウェア(モバイル)で発生する間接的被害

心理的ストレスと恐怖による日常生活の崩壊
監視されていることに気づいた、または疑いを持った被害者は、常に見張られているという恐怖と不安の中で生活することになります。誰を信頼すればいいのかわからなくなり、スマホを使うこと自体に強い抵抗感を覚えるようになります。この心理的負担は、うつ症状や不眠、パニック障害などの精神的健康問題につながることがあります。

経済的被害とデジタルアイデンティティの侵害
ストーカーウェア(モバイル)を通じて、銀行アプリのログイン情報やクレジットカード情報が盗まれるケースもあります。また、SNSアカウントの乗っ取りや、被害者になりすました投稿が行われることで、社会的評判が傷つけられる被害も報告されています。さらに、ストーカーウェア(モバイル)の検出や削除、場合によっては端末の買い替えなど、被害からの回復に経済的コストがかかります。

法的・社会的な二次被害
特にDVや別居中のケースでは、ストーカーウェア(モバイル)で得られた情報が離婚調停や親権争いで不当に利用される可能性があります。また、被害者の行動パターンを把握した加害者が、偶然を装って接触を繰り返すストーカー行為につながることもあります。被害を警察に相談しても、ストーカーウェア(モバイル)の存在を証明することが技術的に難しい場合があり、適切な保護を受けられないケースも存在します。

ストーカーウェア(モバイル)の対策方法

ストーカーウェア(モバイル)からパソコン・スマホの危険を防ぐためのセキュリティ対策は、予防と検出、そして発見後の適切な対応の三段階で考える必要があります。ただし、自分自身で対策を取ることが困難、または危険を伴う可能性がある場合は、専門家や支援機関に相談することが重要です。

端末の物理的保護と厳格なセキュリティ設定
まず、スマホを他人に触らせないことが最も基本的な予防策です。画面ロックには複雑なパスワードやパターンを設定し、顔認証や指紋認証も併用します。ロック解除のパスワードは絶対に他人に教えてはいけません。また、Androidの場合は「提供元不明のアプリのインストール」を禁止する設定を必ず行い、iOSの場合は構成プロファイルが不正にインストールされていないか定期的に確認します(設定>一般>VPNとデバイス管理)。

定期的なアプリとアカウントの確認
インストールされているアプリのリストを定期的にチェックし、見覚えのないアプリや不審なアプリがないか確認します。特に、電池の消費が異常に多い、データ通信量が不自然に増えている、端末が熱を持ちやすくなったなどの症状がある場合は、バックグラウンドで動作する不正アプリの存在を疑います。また、GoogleアカウントやApple IDのログイン履歴を確認し、知らないデバイスからのアクセスがないかチェックします。アカウントにアクセスできる他のデバイスやアプリの一覧も確認し、不審なものがあればすぐにアクセス権を取り消します。

クラウドバックアップとアカウント共有の見直し
家族や配偶者とApple IDやGoogleアカウントを共有している場合、それを通じて位置情報やメッセージ、写真などが共有されている可能性があります。「iPhoneを探す」「Googleロケーション履歴」などの位置情報共有機能も、自分の意図しない共有設定になっていないか確認します。必要に応じて、アカウントのパスワードを変更し、他のデバイスからのアクセスをすべてログアウトさせます。ただし、パスワード変更が加害者に気づかれることで危険が増す可能性がある場合は、専門家に相談してから実行してください。

セキュリティアプリの活用と専門家への相談
信頼できるセキュリティアプリを使用して、マルウェア感染やストーカーウェア(モバイル)の検出を試みることができます。ただし、一部のストーカーウェア(モバイル)は検出を回避する機能を持っているため、セキュリティアプリで検出されないからといって安全とは限りません。確実な方法は、端末を工場出荷状態に初期化(リセット)することですが、実行前にデータのバックアップを取り、また初期化後に再度ストーカーウェア(モバイル)がインストールされないよう物理的なセキュリティを強化する必要があります。

支援機関への相談と法的対応
ストーカーウェア(モバイル)の被害が疑われる場合、警察、配偶者暴力相談支援センター(DV相談ナビ:0570-0-55210)、法テラスなどの支援機関に相談することが重要です。特にDVが関係している場合、自己判断での対応が危険を招く可能性があるため、必ず専門家の助言を受けてください。ストーカーウェア(モバイル)の無断インストールは、不正アクセス禁止法やストーカー規制法、プライバシー侵害として民事・刑事の両面で法的措置を取れる可能性があります。

ストーカーウェア(モバイル)の対策を簡単に言うと?

ストーカーウェア(モバイル)の対策を日常的なたとえで説明すると、「自分の日記帳を絶対に他人に渡さない」ことと同じです。

あなたのスマホは、あなたの生活すべてが記録された日記帳のようなものです。誰かがこっそりあなたの日記を読んでいたら怖いですよね。だから、スマホには厳重なカギ(パスワード)をかけて、絶対に他人に触らせないようにします。

また、定期的に日記帳(スマホ)をチェックして、知らない間に書き込まれたページ(不審なアプリ)がないか確認します。もし誰かがあなたの合鍵(アカウント情報)を持っていそうなら、すぐにカギを交換(パスワード変更)します。

そして、もし日記が誰かに盗み見られていると気づいたら、一人で悩まず、信頼できる大人や警察など専門家に相談することが大切です。特に身近な人が犯人かもしれない場合は、自分だけで対処しようとせず、必ず助けを求めてください。

ストーカーウェア(モバイル)に関連した攻撃手法

ストーカーウェア(モバイル)は、他のサイバー攻撃手法と組み合わせて使用されることがあり、またそれ自体が他の攻撃手法の一種として分類されることもあります。ここでは、パソコン・スマホの危険という観点から、ストーカーウェア(モバイル)と密接に関連する攻撃手法を解説します。

スパイウェア/キーロガーとの関連性

スパイウェア/キーロガーは、ストーカーウェア(モバイル)の技術的な基盤となっている攻撃手法です。スパイウェア/キーロガーは、ユーザーの入力情報やブラウジング履歴、システムの動作を監視するマルウェア感染の一種であり、ストーカーウェア(モバイル)もこのカテゴリに含まれます。

ストーカーウェア(モバイル)は、特にモバイル端末に特化したスパイウェア/キーロガーとして設計されており、GPS位置情報、通話記録、メッセージ内容など、モバイル端末特有の情報を収集する機能が強化されています。一方、従来のスパイウェア/キーロガーは主にパソコンを対象としており、キーボード入力の記録やスクリーンショットの取得が主な機能でした。

両者の大きな違いは、ストーカーウェア(モバイル)が特定の個人を標的とした「ターゲット型」であることです。一般的なスパイウェア/キーロガーは金銭的利益を目的として不特定多数に拡散されるのに対し、ストーカーウェア(モバイル)は配偶者や交際相手など、被害者と個人的関係がある人物によって意図的にインストールされます。

技術的には、ストーカーウェア(モバイル)もスパイウェア/キーロガーと同様に、端末の深い階層にアクセスしてシステム権限を取得し、バックグラウンドで継続的に動作します。検出を回避するため、アイコンを隠したり、システムアプリを装ったりする点も共通しています。

偽プロファイル/MDM悪用との関連性

偽プロファイル/MDM悪用は、ストーカーウェア(モバイル)をインストールする手段として利用される攻撃手法です。特にiOS端末では、MDM(モバイルデバイス管理)プロファイルや構成プロファイルを悪用することで、アプリストアを経由せずに監視機能を持つアプリをインストールできます。

本来MDMプロファイルは、企業が従業員に支給する業務用スマホを一元管理するための正規の機能です。しかし、これを個人の端末に不正にインストールすることで、端末の設定変更、アプリのインストール、位置情報の追跡などが遠隔から可能になります。ストーカーウェア(モバイル)の加害者は、この偽プロファイル/MDM悪用の手法を利用して、被害者のスマホに管理者権限でアクセスし、監視機能を有効にします。

ストーカーウェア(モバイル)と偽プロファイル/MDM悪用の組み合わせは特に厄介です。なぜなら、MDMプロファイルとして正規の企業向けツールが使われている場合、セキュリティアプリでは検出されにくく、また削除しようとしても管理者権限がなければ実行できないためです。被害者は、設定画面から「VPNとデバイス管理」または「プロファイル」の項目を確認し、不審な構成プロファイルやMDMプロファイルがインストールされていないかチェックする必要があります。

攻撃者は、被害者に対して「セキュリティ強化のため」「特典を受けるため」などと称して偽プロファイル/MDM悪用のインストールを促すケースもあります。ストーカーウェア(モバイル)の対策としては、この偽プロファイル/MDM悪用への警戒も不可欠です。

マルウェア感染との関連性

ストーカーウェア(モバイル)は、広義にはマルウェア感染の一種として分類されます。マルウェア感染とは、悪意のあるソフトウェアが端末に侵入し、本来の動作を妨害したり、情報を盗み出したりするサイバー攻撃全般を指します。ストーカーウェア(モバイル)も、被害者の同意なく端末に侵入し、情報を窃取するという点で、明確なマルウェア感染の一形態です。

ストーカーウェア(モバイル)と一般的なマルウェア感染の最大の違いは、感染経路と目的です。一般的なマルウェア感染は、メールの添付ファイル、不正なウェブサイト、偽アプリのダウンロードなどを通じて拡散され、金銭的利益や大規模なデータ窃取を目的とします。一方、ストーカーウェア(モバイル)は、加害者が被害者の端末に直接物理的にアクセスしてインストールするか、アカウント情報を悪用してリモートインストールする点が特徴的です。

また、マルウェア感染は通常、不特定多数を狙った無差別攻撃ですが、ストーカーウェア(モバイル)は特定個人を標的とした極めてパーソナルな攻撃です。しかし、技術的には両者に共通点が多く、ストーカーウェア(モバイル)の検出と削除には、マルウェア感染への対策と同様のアプローチが有効です。

興味深いことに、近年ではストーカーウェア(モバイル)とマルウェア感染が組み合わさったケースも報告されています。例えば、一般的なマルウェア感染によって端末の脆弱性が作られ、その後ストーカーウェア(モバイル)がインストールされやすくなる、といった連鎖的な攻撃です。このため、ストーカーウェア(モバイル)の対策を考える際には、広くマルウェア感染への対策も含めて考えることが重要です。

ストーカーウェア(モバイル)のよくある質問

ストーカーウェア(モバイル)はどうやって見つけられますか?
ストーカーウェア(モバイル)の検出は難しい場合がありますが、いくつかの兆候があります。電池の減りが異常に速い、データ通信量が急に増えた、端末が理由なく熱を持つ、動作が遅くなったなどの症状が現れることがあります。また、設定画面からインストールされているアプリのリストを確認し、見覚えのないアプリがないかチェックしてください。iPhoneの場合は「設定>一般>VPNとデバイス管理」から不審なプロファイルがないか確認します。Androidの場合は「設定>セキュリティ>デバイス管理アプリ」を確認してください。ただし、巧妙なストーカーウェア(モバイル)はアイコンを隠すため、最も確実な方法は端末を工場出荷状態に初期化することです。実行前に必ず専門家や支援機関に相談することをお勧めします。
ストーカーウェア(モバイル)を削除したら相手にバレますか?
はい、ストーカーウェア(モバイル)を削除したり、パスワードを変更したりすると、加害者側の監視画面に「接続が切れた」などの通知が表示される可能性があります。また、あなたの行動パターンの急な変化(位置情報が途絶える、メッセージが見られなくなるなど)から、対策を取ったことが推測されるリスクもあります。特にDVや別居中のケースでは、ストーカーウェア(モバイル)の削除が加害者を刺激し、危険が増す可能性があります。そのため、削除する前に必ず警察、配偶者暴力相談支援センター(DV相談ナビ:0570-0-55210)、または法テラスなどの専門機関に相談し、安全な対応計画を立てることが極めて重要です。自己判断での対応は避けてください。
見守りアプリとストーカーウェア(モバイル)の違いは何ですか?
技術的には、子どもの見守りを目的とした正規のアプリと、ストーカーウェア(モバイル)として悪用されるアプリに大きな違いはありません。重要なのは「使用目的」と「同意の有無」です。子どもの安全を守るために、保護者の責任として適切な範囲で使用される場合は正当な利用です。しかし、成人の配偶者や交際相手に対して、本人の同意なく、または欺いてインストールし、プライバシーを侵害する目的で使用する場合は、それがストーカーウェア(モバイル)となります。日本では、他人のスマホに無断で監視アプリをインストールする行為は、不正アクセス禁止法やストーカー規制法、プライバシー侵害として違法となる可能性があります。もし、配偶者から「安全のため」「浮気防止のため」と称してこうしたアプリのインストールを求められた場合、それは健全な関係とは言えず、ストーカーウェア(モバイル)として悪用されるリスクがあります。
AppleのiPhoneはストーカーウェア(モバイル)に感染しないというのは本当ですか?
いいえ、それは誤解です。iPhoneもストーカーウェア(モバイル)の被害を受ける可能性があります。確かにiOSはAndroidよりもセキュリティが厳格で、App Store以外からのアプリインストールが制限されているため、ストーカーウェア(モバイル)のインストールは一見困難に見えます。しかし、いくつかの方法でiPhoneも監視される可能性があります。例えば、Apple IDとパスワードを知っている人は、iCloudバックアップを通じてあなたの写真、メッセージ、位置情報などにアクセスできます。また、企業向けのMDMプロファイルや構成プロファイルを悪用して監視アプリをインストールする手法もあります。さらに、「ファミリー共有」機能を通じた位置情報の追跡や、Appleの「探す」機能の悪用なども報告されています。iPhoneユーザーも、定期的に設定を確認し、不審なプロファイルやアクセス権限がないかチェックすることが重要です。
ストーカーウェア(モバイル)の被害に遭った場合、法的にどう対応できますか?
ストーカーウェア(モバイル)の無断インストールと使用は、複数の法律に違反する可能性があります。まず、不正アクセス禁止法では、他人のスマホに無断でアクセスする行為が処罰の対象となります(3年以下の懲役または100万円以下の罰金)。また、ストーカー規制法では、GPSなどで位置情報を無断で取得する行為が規制されています(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)。さらに、プライバシー侵害として民事上の損害賠償請求も可能です。被害に遭った場合は、まず証拠を保全することが重要です。端末のスクリーンショット、不審なアプリの記録、アカウントの不正アクセス履歴などを残してください。その上で、警察に相談し、必要に応じて弁護士に相談して法的措置を検討します。特にDVが関係している場合は、配偶者暴力相談支援センターや法テラスなど、専門の支援機関に相談することで、安全な対応方法と法的手続きのサポートを受けられます。
ストーカーウェア(モバイル)を防ぐために毎日できることはありますか?
日常的にできる予防策として、まずスマホを常に手元に置き、他人に触らせないことが基本です。トイレや入浴時にも持ち歩くか、確実に施錠できる場所に保管します。画面ロックは複雑なパスワードを設定し、定期的に変更してください。また、スマホの動作を日々観察し、電池の減り方、データ通信量、動作速度に異常がないかチェックします。週に一度は、インストールされているアプリのリストを確認し、見覚えのないアプリがないか調べてください。さらに、GoogleアカウントやApple IDにアクセスできるデバイスのリストを月に一度確認し、不審なものがあればアクセス権を削除します。位置情報の共有設定も定期的に見直し、意図しない共有がないか確認します。これらの習慣を身につけることで、ストーカーウェア(モバイル)の被害を早期に発見し、またインストールを未然に防ぐことができます。

更新履歴

初稿公開

京都開発研究所

システム開発/サーバ構築・保守/技術研究

CMSの独自開発および各業務管理システム開発を行っており、 10年以上にわたり自社開発CMSにて作成してきた70,000以上のサイトを 自社で管理するサーバに保守管理する。