【ChatGPT】AIチャットの比較をしてみた【Bard】
最近何かと話題になることの多いテキスト生成AI。
有名なものにOpenAI社が作ったChatGPTと、Googleが作ったBardがあります。
なんとなくGoogleのほうがすごそう?と思うかもしれませんが、今のテキスト生成AIのブームのきっかけとなったのは間違いなくOpenAI社のChatGPTがきっかけです。
またChatGPTには3.5と4のバージョンがありますが、それらとBardとの比較を今回はしてみました!
遅延証明書の提出
Aさんが乗る通勤の電車が事故で大幅に遅れた。Aさんは遅延証明書を取得したが、結局職場には提出しなかった。
Aさんは遅刻しましたか?
Aさんが遅延証明書を取得したにもかかわらず結局提出をしなかった理由は書かれていません。
もしかすると電車が大幅に遅れたけれども、会社の就業時刻には間に合ったのかもしれません。
AIはその点をどう解釈するのでしょうか?
ChatGPT 3.5の回答
Aさんが職場に予定の時間より遅れて到着したのであれば、遅刻といえます。ただし、遅延証明書を取得したという事実は彼が遅刻した理由(電車の事故)を証明しています。
結局、遅延証明書を提出しなかったのは別として、事実としては遅刻していると言えます。
ChatGPT 4の回答
Aさんが職場に到着した時間が通常の勤務開始時間を過ぎていた場合、一般的には遅刻とみなされます。
ただし、遅延証明書を提出することで、電車の遅延による遅刻と認識され、一部の職場では特例として扱われることもあります。
しかし、Aさんが遅延証明書を職場に提出しなかった場合、電車の遅延による遅刻の理由が公式に認められず、単に遅刻とされる可能性があります。
各職場のルールや方針によりますので、具体的な状況はその職場の規則に基づいて判断されるべきです。
Google Bardの回答
はい、Aさんは遅刻しました。遅刻証明書は、電車の遅延がやむを得ないことを証明するものですが、遅刻した事実を消すものではありません。
Aさんは、遅刻証明書を取得したにもかかわらず、職場に提出しませんでした。
そのため、Aさんは、遅刻したとして扱われることになります。 遅刻証明書を提出すれば遅刻扱いにならないという会社もありますが、これはあくまでも会社の判断によるものです。
法律上、遅刻証明書を提出すれば遅刻扱いにならないという規定はありません。
そのため、Aさんは、たとえ遅延証明書を取得していたとしても、遅刻したとして扱われる可能性があります。
上司からの失跡
GPT-3.5よりも、GPT-4やBardのほうがより詳細な回答をしてくれました。
GPT-4とBardは、遅延証明書があれば会社の判断により遅刻とならない場合もあるということを言っていますね。
大きなお弁当
同級生の男子に「おまえの弁当ずいぶんでかいのな」と言われ、私は赤面してしまった。
お父さんのお弁当なのに。本当に***な人。
「私」は同級生の男子に好意を抱いています。上記の***に入る単語を一つ選んで理由を教えてください。
今度は人の気持ちに関わる事を質問してみました!
AIはどのように判断するでしょうか?
ChatGPT 3.5の回答
「本当に嫌な人」です。
理由: 同級生の男子が「おまえの弁当ずいぶんでかいのな」という発言をしたことから、その発言は侮辱的であると感じられます。
また、その発言によって「私」は赤面してしまったということから、言われたことが心に響き、嫌な気持ちになったことが伺えます。
「本当に嫌な人」という表現は、その男子の言動に対して感じる強い嫌悪や不快感を表現するものです。
彼の発言は傷つける意図を持っていたのかもしれませんし、単に無神経な発言だったのかもしれません。
いずれにせよ、そのような言葉や態度をとる人に好意を持つことは難しいでしょう。
ChatGPT 4の回答
「無神経」を選びます。
理由:同級生の男子が彼女の弁当の大きさについてコメントしたことにより、彼女が恥ずかしく感じてしまったからです。
このような発言は、彼が彼女の状況や感情を配慮せず、率直に自分の考えを口に出した結果と考えられます。
したがって、「無神経」な人と表現することで、彼女が彼に対する少しの不満を表現できるでしょう。
しかし、彼女が彼に好意を抱いているという点から考えると、この「無神経」さも彼の魅力の一部と感じているかもしれません。
Google Bardの回答
***に入る単語は、「優しい」です。
「私」は同級生の男子に好意を抱いています。しかし、その男子から「おまえの弁当ずいぶんでかいのな」と言われ、恥ずかしくて赤面してしまいます。
しかし、その男子は「お父さんのお弁当なのに」とフォローしてくれます。
このことから、「私」は男子の優しさに触れ、好感を抱くのです。
かなり正確に文脈を読み取ってくれたのはGPT-4でした。
GPT-3.5は、語り手が男の子に対して嫌な気持ちを抱いていると判断し、Bardは優しい・好意という部分に触れました。
GPT-4は恥ずかしさと好意が混ざり合った、微妙な気持ちを汲み取っているようにも見えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
GPT-4はGPT-3.5の上位互換であるので、性能としては3.5よりも優れています。
いっぽうGPT-4とBardはそれぞれ別会社のサービスで、普段から使用する中で、それぞれの得意不得意もあり個性があるようにも感じています。
記事を読み興味を持たれた方はぜひ、それぞれのAIサービスを使用してみてくださいね!
クリエイティブプロダクト部 クオリティコントロール班 班長
松村 晶(まつむら あき)
HTMLとCSSから始まり、Web関連の記事など広く更新していきます。
毎週2回(月・金予定)に欠かさず更新(できたらいいなと思っている)
今回使用した技術:なし
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